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カーナビGT協議会がモニターを募集中

カーナビGT協議会がGT施設へのアクセシビリティに関する実証実験のモニターを募集中。その実験を高知県内で行ってきた。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

カーナビGT協議会の実証実験を高知で敢行

(財)都市農山漁村交流活性化機構(通称:まちむら交流きこう)が、カーナビを利用した高知県内のグリーン・ツーリズム(GT)施設へのアクセシビリティに関する実証実験のモニターを募集していることは、先日のメルマガでお伝えしたが、12月2~3日に実証実験を行ってきたので、報告したい。

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四万十川流域がおもなテストコース。ごらんのような沈下橋があちこちにかかっている
その前に、メルマガ登録をされていない方のために、簡単な説明を。「まちむら交流きこう」とは、都市住民と農山漁村の交流を推進する中で農山漁村の活性化を図り、自然と調和のとれた豊かでうるおいのある社会を実現するべく活動している農水省関連の団体。グリーン・ツーリズムとは田舎体験のことで、今夏から「カーナビを通じたGT情報発信協議会(カーナビGT協議会)」を発足し、カーナビを利用して、農産物直売所、農家民宿、農家レストラン、観光農園、廃校活用交流施設などのGT施設へのアクセスを容易にできないかが検討されている。

エコの時代にふさわしい新データベースを整備中

要するに、GT施設の所在地をカーナビの目的地検索に使えるようにデータベース化して、それを各社のカーナビに搭載してもらえばGT施設へ行きやすくなり、都市住民と農山漁村の交流がいま以上に活発化するのではないかってこと。エコ、自然回帰が言われているいまだから、興味を示す人も多いはずだ。今回の実証実験は、GT施設へのアクセシビリティを調査して、ドライバーのGT施設への到達困難性の要因を把握するとともに、カーナビとカーナビ用のデータベース整備が有効かを検証、かつ課題を抽出するものだ。

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中央が実験プログラムを作成した東大・清水準教授。これはテスト翌日に行われた委員会の様子
実験プログラムを作成したのは東京大学国土学研究室の清水準教授。カーナビGT協議会の委員でもある。委員は他に、高知県農林水産部地産地消課の垣内課長、トヨタマップマスターの坂口氏、僕の4名。全員、今回の実験に参加した。

実験といっても、難しいことはなにもなく、指定された6カ所のGT施設を回るだけ。ただし、6カ所のうち3カ所はカーナビを使うが、3カ所はカーナビを使わず、当日朝に配布された紙地図と資料を元に案内看板を見ながら目的地を目指す。

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