iPodや圧縮音源を楽しむなら、コレ!
AVナビがカーナビであると同時にAV機器であることはいうまでもない。そして、カーナビはいざというときにしか使わないが、音楽はいつも聴いているという人が大半だと思う。ならば、AV能力を重視したAVナビ選びもアリだと思う。ケンウッドはiPodビデオのタッチパネルコントロールができる |
ケンウッドはUSB装備で多彩なUSBデバイスに対応 |
またアルパイン、クラリオン、イクリプスもSDもしくはメモリースティックのスロットを装備し、メモリーカードに保存した圧縮音源の再生に対応。さらにケンウッドはUSBを装備しているので、USBメモリーやUSB装備のデジタルオーディオプレーヤー、USBカードリーダーを介した各種メモリーカードの圧縮音源を楽しめる。
DVDに録画した地デジの番組を見るなら
圧縮動画のDivXに対応しているのはカロッツェリア、ケンウッドの2社。またDVDプレーヤーがVRモードに対応しているのは、アルパインとケンウッド。これらは家のDVDレコーダーで録画した地デジの番組を見ることができる。クラリオンはAVナビの中で唯一、DVDオーディオの再生ができる。しかもピュアモードでサンプリング周波数192kHzに対応。超高域まで伸びたDVDオーディオの高音質を楽しみたいなら候補にしたい。Bluetoothのハンズフリー通話に対応しているのは、アルパイン、カロッツェリア、クラリオン、パナソニック。うちアルパインはナビ本体にBluetoothユニットを内蔵し、それ以外は別売のアダプターを追加することで対応する。またパナソニックはBluetoothのAVプロファイルにも対応。FOMA P904iなどBluetooth対応の音楽携帯に保存した音楽を、ワイヤレスでクルマのスピーカーから楽しめるし、Bluetoothトランスミッターを用意すれば、iPodなどデジタルオーディオプレーヤーの音もワイヤレスで飛ばせる。
ほかに5.1chデコーダーを内蔵しているのが三菱とケンウッドを除く各社で、WVGAモニターを搭載しているのも、この2社を除く各社。総合してみると、デジタルメディアに強いのはケンウッドで、通信まで含めるとアルパインも強い。またアルパインはケーブルが付属だったり、Bluetooth内蔵だったり、追加出費がなくコストパフォーマンスに優れているのも魅力だ。
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