クルマへの取り付けは加工が必須
ところで、この音をクルマの中で再現できるのかといったら、かなり難しいのは間違いない。試聴室は広い空間であるのに対し、クルマはスピーカーとリスナーの距離が極端に近い点もあるし、40リットルのエンクロージャーがクルマのドアの容量に近いとはいえ、クルマのドアは密閉箱になりえないからだ。ウーファーの奥行きは91ミリと深い |
トゥイーターの径は74ミリ |
デッキやアンプも質の高いものを選ぼう
あとは組み合わせるデッキやパワーアンプ。DS-SA3の持てる能力を最大限に発揮するには、当然、デッキやパワーアンプの能力も問われる。となれば、たとえば最近、限定発売が発表されたケンウッド60周年記念の「TRIOモデル」や、アルパインでいえばF#1Status、カロッツェリアのxシリーズ、クラリオンのDRZ9255SE。このような、各社の最上級モデルとの組み合わせが当たり前になるだろう。当然、システム総額と取り付け工賃も高くなる。DS-SA3と2chアンプ+デッキというシンプルな組み合わせでも、工賃まで含めれば最低でも100万円程度の予算は用意したいところだ。
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