ホーム用に続きカー用高級スピーカーが登場

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これはホーム用のDS-MA1。1本100万円の高級スピーカー
1946年に誕生し、1999年にホームオーディオ市場から撤退していたダイヤトーン。30歳代以上のオーディオファンには懐かしいブランドだろう。そのダイヤトーンが2005年末にホーム用の高級スピーカー・DS-MA1(1,050,000円/1本)で復活。引き続き、2006年末にカー用高級スピーカー・DS-SA3(250,000円/ペア)を発売した。それを試聴してきたので報告したい。

その前に、このブランドを知らない人のために、まずはダイヤトーンのことを簡単に説明しておきたい。ダイヤトーンとは三菱電機のスピーカーブランド。NHKと共同で放送用モニタースピーカーを開発し、1947年に完成した16センチ・フルレンジスピーカーのP-610シリーズや、2ウェイバスレフ式の2S-305(1958年)など、名機と呼ばれるスピーカーを数多く生み出している名門ブランドである。

高級ネットワーク付属の16センチセパレート2ウェイシステム

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16センチウーファー+25ミリトゥイーター +パッシブネットワーク2個ずつのセット

さてDS-SA3である。初めてじっくり試聴したのは、昨年末。某カーオーディオ専門誌の試聴室でのことだったが、その音は衝撃的だった。そのときは同時に他のスピーカーもいくつか試聴したのだが、同じ曲を聴いても聞こえ方がまったく違う。細かい音の再現性が群を抜いて高く、レスポンスも抜群にいい。まさに、CDに記録された信号を漏らさず、そのまま伝えるという感じの音だった。

ただし、その時はネットワークが試作品。大きな木箱に大型のパーツが詰まっていて、すでに発表されていた付属ネットワークのケースに「本当に収まるのか、もし収まったとして同じ音を出せるのか」懐疑的でもあった。

試聴は40リットルの密閉箱に入れた状態で

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DS-MA3同様のスプルースのバッフルを採用
今回の試聴は、ホーム用のスピーカーシステムとしてそのまま販売できそうな密閉型のエンクロージャー(容量は40リットルほど)に組み込まれていたものの、スピーカーユニットもネットワークも市販そのもの。という意味では、ユーザーが手に入れられるDS-SA3の音を初めて聴くことができたわけだが、印象は昨年末に聴いたときと同じ。高解像度かつハイレスポンスの音だ。

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