クルマへの取り付けは加工が必須

ところで、この音をクルマの中で再現できるのかといったら、かなり難しいのは間違いない。試聴室は広い空間であるのに対し、クルマはスピーカーとリスナーの距離が極端に近い点もあるし、40リットルのエンクロージャーがクルマのドアの容量に近いとはいえ、クルマのドアは密閉箱になりえないからだ。

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ウーファーの奥行きは91ミリと深い
また音質を最優先しているため、ウーファーの奥行きは91ミリと車載スピーカーとしては最大級に深く、トレードインはおろかインナーバッフルを使ってドアの内張りの中に装着する方法も、ほとんど不可能と考えていい。したがって、このウーファーをクルマに取り付ける際は、ドアの内張りを切断&加工して強固なアウターバッフルを製作して固定するのが一般的かつスピーカーの能力を最大限に引き出す方法といえる。

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トゥイーターの径は74ミリ
トゥイーターもやはり大きい。振動板の口径は25ミリだが、音のエネルギーを無駄なく伝えるためショートホーン形状のフロントロード・ダイレクトラジエーターを採用。そのため外径寸法は74ミリ径で奥行き21ミリとなっている。これをAピラーなどの高い位置に取り付けるわけだから、装着には加工を伴う。

デッキやアンプも質の高いものを選ぼう

あとは組み合わせるデッキやパワーアンプ。DS-SA3の持てる能力を最大限に発揮するには、当然、デッキやパワーアンプの能力も問われる。となれば、たとえば最近、限定発売が発表されたケンウッド60周年記念の「TRIOモデル」や、アルパインでいえばF#1Status、カロッツェリアのxシリーズ、クラリオンのDRZ9255SE。このような、各社の最上級モデルとの組み合わせが当たり前になるだろう。

当然、システム総額と取り付け工賃も高くなる。DS-SA3と2chアンプ+デッキというシンプルな組み合わせでも、工賃まで含めれば最低でも100万円程度の予算は用意したいところだ。

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