輸入車/注目の輸入車試乗レポート

SUVというよりサルーン フリーランダー2(2ページ目)

ランドローバーの末っ子フリーランダー2が、フルモデルチェンジした。その実力はいかに?

執筆者:松本 明彦

ランドローバーデザイン

後ろで一段高くなるステップドルーフも、ランドローバーのイメージ。着座位置の高いリアのヘッドルームを稼ぐ意味もある。

そのデザインアイコンは、横バーグリル、丸が重なり配置されるヘッドライト、ドア前フェンダー上のサイド・パワーヴェント、フェンダーの上に覆いかぶさるような貝のイメージのクラムシェルボンネット、後部で一段高くなるステップド・ルーフなどだ。ただ末っ子として分をわきまえ、スラントしたノーズ、寝たフロントウィンドウなどで、プレミアムブランドながらお兄さん達よりはカジュアルでスポーティーなイメージにはなっている。

明るく落ち着けるインテリア。

フリーランダー2のデザイナー、アール・ベックルスは「フリーランダー2は、目的を持ってデザインされた統合性のあるデザインです。『本物、強さ、価値』がキーワードになりました」と語る。

センターコンソールも後ろまで、キチンとデザインされている。

フリーランダー2のPV(プロモーションビデオ)を見ると、レンジローバーが停まっている駐車場にキーを持った男性が乗り込む。エンジンスタートボタンを押し雰囲気のあるメーターの照明が点き、豪華なインテリアが現れる。シフトをドライブに入れ、その駐車場を出るそのクルマを見ると、実はそれはレンジローバーの横に停まっていたフリーランダー2だった、というオチ。フリーランダー2のインテリアも、兄貴のレンジローバーにも負けませんよ、と言いたいのだろう。

パワーウィンドウも、手を置いた自然な位置で操作できる。
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