輸入車/注目の輸入車試乗レポート

武骨だけど暖かい ジープ・コマンダー(2ページ目)

ジープブランドらしい武骨なデザインの、ジープ・コマンダー。しかしそのインテリアは、暖かく大らかで豊かだった。

執筆者:松本 明彦

ジープらしいヘビーデューティーさ

2列目シート上で高くなるステップアップルーフは、エクステリアデザインにリズムを生む。
1列目シート、2列目シート上のツインサンルーフは、開放感を助ける。

3列シートは、後席に行くに従い着座位置が高くなるスタジアムスタイルで、見晴らしがいい。エクステリアでも2列目上で高くなり、ステップアップルーフがリズムを作る。フロントシート上と2列目シート上のツインガラスルーフも開放感を助ける。

7スロットグリルは、ジープ伝統のデザインアイコン。ヘッドランプもボルト留め。
オーバーフェンダーもボルト留め。

ディティールを見ていこう。アレンヘッドボルトで固定のヘッドランプは、ヘビーデューティー。このボルト閉めは、オーバーフェンダー留めに現れるだけでなく、インテリアでもステアリングパッドやシフトレバーノブのジープマーク意匠、空調のエアアウトレットパネルの留めにも現れる。7本の縦穴グリルは、7スロットグリルと呼ばれ、力強いジープ伝統のアイデンティティだ。SUVで縦穴スロットグリルを他にも見るが、ジープがオリジナルと言えよう。そのグリル、バンパー下のアンダーカバー、ルーフレールとそれに繋がるアウトサイドアシストハンジープドル、バックドアハンドルなどのクロームも、アメリカのジープブランドらしい加飾。

ステアリングのジープマークにもボルト留めの意匠が。
インパネもボルト留め。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます