全てが上質、これ一台。最上質の実用車
見やすく手が届きやすい高い位置のセンターコンソールにスイッチ、表示をまとめた、集中パネルが特徴。 |
インテリアでは、見やすく手が届きやすい高い位置のセンターコンソールにスイッチ、表示をまとめた、集中パネルが特徴。その配置は、理論整然と整理され使いやすい。アルミ調のシルバーパネルは、ブラックのインテリアにコントラストを与え、スポーティーさを表現。シフトレバーは本アルミだが、ドアやダッシュボードのシルバーパネルがアルミ調となるのは残念か。
スイッチ、表示の配置は、理論整然と整理されている。 |
シートは座面、背もたれ共サイズも大きく、しっかりと体を支える。ヘッドレストも大きくしっかりとし、安心感を与えてくれる。シートスライドはシート脇下のリングを引っ張るタイプ。「足の間に手を入れて、レバーを引くのはいや」という女性への配慮も感じられる、親切な設計だ。
ステアリングはパンチングメタルのレザー。下辺は水平。握りの部分には、凹凸が付けられ握りやすくなっている。 |
シートスライドは、シート脇下のリングを引っ張る。足の間に手を入れなくてもいいので、女性に優しい。 |
V6 3.2L 250psのエンジンは力強く、4WDの4MOTIONはどんな走行下でも安定して走らせ、DSGはきわめて素早くメリハリ良く快適にシフトチェンジする。
十分な容量のトランク。 |
4250×1760×1505mm(全長×全幅×全高)のCセグメントのサイズは、安全性と乗員の32年の間に成長した体格、過剰ではない豊かさを表現するデザインを考慮した現代では適切で、その中に大人5人のための快適な空間と十分なトランク容量も用意。決して豪華ではないが上質なインテリアと快適な乗り心地と走行性能。これ見よがしな華美さや威圧感もなく、これ一台だけで十分という最上質の実用車が欲しいドライバーに、最適な一台がこのR32になるだろう。
この上なく最上質の実用車 ゴルフR32。 |
(写真・文 松本明彦)
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