憧れて手に入れたデイムラー ダブルシックス
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愛車 デイムラー ダブルシックス。フルーテッドグリルと言われる、縦溝の入るグリルはデイムラーの特徴。 |
「クルマはその人のライフスタイルを表現します。最初の夢のクルマは、70年代のロールスロイスらしいロールスロイスでした。機械的な、人間がメンテナンスできる、いじる楽しみのあるクルマがいいですね。コミュニケーションできるような・・・」と語る三村さん。
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バーウォールナットには象嵌細工。木目は左右対称だ。 |
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レザーは最高級のコノリー社のオートラックスをふんだんに使う。 |
そして自分で運転するクルマを探すうちに、ジャガーのショールームでデイムラーに出会う。「濃紺のボディカラーにマグノリアのインテリアとパイピング。即決でした」。
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マグノリアのインテリアカラーに、ボディ色と同じ紺のパイピング。ドア部のウォールナットにも象嵌細工が施されている。照明も暖かい光だ。 |
現存する英国最古のブランドで、英国王室の御料車だったデイムラーをジャガーが傘下に治め、以降ジャガーの最上級車種を別ブランドとし、デイムラーと呼ぶようになる。基本フォルムはジャガーと同じながら、フルーテッド(縦溝彫り)グリルと呼ばれる縦溝の付いたグリル、より豪華な本革内装、より豪華な本木目、より静かでパワフルなエンジンを特徴とする。
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繊細で細いシフトレバー。左右対称の、クロームのアッシュトレイ。そして左右対称の木目。 |
三村さんの乗る91年式デイムラー ダブルシックスは、粛々と回る5.3Lの12気筒!エンジン。フルーテッドグリルは職人が手で叩き出し、クロームのサイドモールも職人が手で貼っていた時代だ。インテリアのレザーは、コノリー社の最上級オートラックスをシート以外にもふんだんに使う。ウッドはバーウォールナットにゴールドラインの象嵌細工入り。この木目だけでなくセンターコンソールのスイッチ類、そしてトランク左右に2つ付く給油口までもが全て、左右で対称になっている。クロームの繊細で細いシフトレバー、アッシュトレイ、引き出して使うパーソナルランプも味がある。現代の高級車と比べても、手のかかった凝った造りだ。
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リアの引き出し式のパーソナルランプも、クロームの凝った造りだ。 |