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後期型も100万円切り!? マツダプレマシー(2ページ目)

節約志向で、ミニバンもコンパクトクラスが中古車では人気です。その中で、ライバルたちにはない両側スライドドアを備えるプレマシー。これ、ファミリーだけにオススメするのはもったいない一台です。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

友達同士でのドライブ、という選択肢が選べる車

マツダプレマシー シート
2列目がキャプテンシートとして使用できる点がプレマシーの特徴。3列目へのアクセスも、他車ならいちいち2列目の背もたれを倒して前にスライドさせて……というダンドリですが、プレマシーならこの2列目の間を通って行けます。
そもそも、このクラスで唯一となる両側スライドドアを持つプレマシー。乗降性の高さは同車が狙った「大人6人」に対しても非常に有効です。また、スライドドアでありながらミニバンミニバンしていないスタイリッシュなデザインも、個人的には見逃せないポイントです。

2列目をキャプテンシートにしておけば(つまり6人乗り仕様にしておけば)1列目から3列目までウォークスルーが可能。それだけでなく、各席気持ちよく座れます。だいたい、家族+両親というシーンより、友人同士という使い方も多いはず。これなら、6人で車を2台使用するところを1台で済みます。車内も大人数だと会話も弾みやすい。確かに大人6人という考え方は魅力的です。

さらに2列目シートは左右それぞれリクライニングと前後スライドが可能。特に前後スライド量は270mmありますから、4人乗りの場合、シートをうんと後ろにスライドさせて、リクライニングさせればファーストクラス並みの快適な後席として使用できます。その辺はさすがにミニバン。セダンよりも使い勝手は良いのは当たり前、というわけです。

マツダプレマシー カラクリシート
カラクリシートと呼ばれるのは、写真の真ん中の部分です。要は補助シートですね。ですから大人7人となると長距離は難しいでしょう(でもそんな状況、なかなかないですけどね)。6人乗車の場合なら、このカラクリシートの代わりに大型センターコンソール(カラクリ収納ボックス、という名称)を使うことができます
さらに2007年9月のマイナーチェンジでは、前述の通り2WDはすべて4ATから5ATとなり、サスペンションのセッティングが見直されて「多人数で乗車した際の走行安定性と乗り心地を向上(プレスリリースより)」させています。ますます大人6人で楽しく出かけられる一台として磨きがかかりました。またナビゲーションシステムがトヨタ車と同じG-BOOK ALPHA対応ボイスコントロールHDDシステムになったのもトピックです。これ、使いやすいナビです。お出かけにはピッタリですね。

さて、そんなプレマシーですが、前期型なら100万円以下でラクラク見つけることができます。2007年9月以降の後期型を原稿執筆時点で見ると……残念ながらもう100万円以下は売れてしまっています。最安値は105万円の20Z(2007年式/6.2万km)。つい先日までは89万円の20CS(2008年式/4.9万km)なんていうのがあったのですが。とはいえ20Zの新車時価格は220万円。3年落ちで十分半額以下になっています。

ちなみに20Zは直噴エンジンのDISIを搭載するモデルです。それ以外の20F、20CS、20SにはDISIモデルとそうでないモデルがありますが、いずれにしてもDISI搭載モデルは物件数が少ないので、これを狙い撃ちするにはかなり根気が必要です。私としてはDISIにあまりこだわる必要はないと思います。燃費も、DISIモデルが15km/Lに対し後期型の非DISIモデルは14.4km/L(いずれも10・15モード燃費)ですから、ほとんど遜色ありませんし。

ファミリーカーのミニバンを、あえて仲間同士の遊びの足として使うのであれば、プレマシーはかなり魅力的。いや、プレマシーを買っておけば「仲間と遊びに行く」という使い方の幅が広がると言ったほうが正しいですね。いずれにせよ、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

【関連リンク】
カーセンサーnet
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