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後期型も100万円切り!? マツダプレマシー

節約志向で、ミニバンもコンパクトクラスが中古車では人気です。その中で、ライバルたちにはない両側スライドドアを備えるプレマシー。これ、ファミリーだけにオススメするのはもったいない一台です。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド


4ATから5ATに変わったマイナーチェンジ後を狙え

マツダプレマシー フロント
スリーサイズは全長4565mm×全幅1745mm×全高1615mm。ホイールベースは2750mm。手頃なサイズであるこのクラスの中古ミニバンは総じて人気が高まっています。写真は2007年9月のマイナーチェンジ時のもの。グレードによってはLEDウインカーランプを内蔵したドアミラーを備えます
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はマツダプレマシー(現行)をご紹介したいと思います。初期型は随分と前から100万円以下に突入していたのですが、この時期にようやく私が取り上げたのは、2007年のマイナーチェンジ以降のモデルも、ようやく100万円を切ってきて、お買い得になったからです。

なぜマイナーチェンジ後にこだわったかは後ほど説明するとして、まずは現行型プレマシーの概略から。そもそも、ベースであるマイチェン前モデル自体が良くなければ、後期型が良くなるわけがありませんからね。

2005年2月に登場した現行プレマシーは、トヨタウィッシュやホンダストリームといった人気のコンパクトミニバンのカテゴリーに属します。しかしミニバンだからといって、即ファミリーカー、と思うにはもったいないのが、この車の特徴。なにせ7人乗りのくせに「大人6人が快適に乗れる居住空間」を目指したと言うのですから。ファミリーカーなら「家族7人が……」とか書きますよね。

マツダプレマシー インパネ
マイナーチェンジでインパネ部分も変更が加えられました。メーターはブラックアウト化され、ホワイトイルミネーションを採用。またセンターパネル上部のディスプレイはマイチェン前よりも少し上のほうへ移動し、視認性を高めています
7人乗りなのに「大人6人が快適」と謳う車。その秘密は2列目の「カラクリシート」です。基本2列目は左右が離ればなれのキャプテンシート。7人乗る必要が出てきたら、2列目シート下にあるカラクリシートを出せばいいんです。そもそもよく考えてみてください。7人で乗る機会は、それこそ人生の中で何回ありますか? だとしたら、人生のほとんどを占めるはずの、7人より少ない人数で楽しむ時間を、大切にするという考え方のほうが理にかなっていますよね。

さらに「Zoom-Zoom」を謳うマツダとしては、例えミニバンでも、走りの楽しさを追求しないわけにはいきません。カーブでたっぷりとロールするようなミニバンではないのです。ガンガン、走って楽しめる車に仕上がっています。その走りの楽しさを、さらに改良したのが2007年9月のマイナーチェンジなのです。なにしろ2WDは4ATが5ATに代わり、それに合わせてサスペンションなど足回りも改良が加えられています。以前、RX-8の時にもお話ししたように、マイナーチェンジを侮れないのが、マツダの車です。

ファミリーだけに占有させてはもったいないミニバン、プレマシーについて次ページでもう少し見ていきましょう。
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