街中で使いやすく、しかも走れば楽しい
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| エアコンは左右独立調整。オプションのiDriveを選択した場合、サイドブレーキ脇のカップホルダーの前の方（シフトレバーに近いほう）がコントロールレバーになります。また外部入力端子がセンターコンソールにあるので、私はiPodを接続して聴いています |
例えばフロントサスペンションは100％アルミニウム製であるなど、このクラスにしてはエンジンやボディバランス、足回りやステアリングのセッティングにとてもお金をかけているように見受けられます。さらにタイヤでは当時は最先端であったランフラットタイヤを採用し、さらに横滑り防止装置のDSC、トラクションコントロールのDTCを標準装備しています。とにかく「走る」ことに関しては徹底して技術を投入しているのです。
装備類で取り上げておきたいのは、やはりiDriveでしょうか。当時の5シリーズや6、7シリーズにはあったのに3シリーズにはなかったiDriveを、１シリーズでは全車にオプション装備としました。ただ、中古車で買う場合は無くてもいいかなと思います。HDDナビ搭載ですが、データ更新が国産車と比べると見劣りしますから。また、iDriveを装備すると、フロントのカップホルダーが2つから1つに減りますしね。
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| ラゲージ容量は通常で330L。同時期のVWゴルフが360Lですから、遜色ありません。リアシートは2:1の分割方式。テールゲートの開け方は、VWやプジョーなどと同様、エンブレムがそのままオープナーになっている形式です |
他のコンパクトハッチバック同様、やはり街乗りをメインに考えている方にオススメします。さらに、ドライブすることが好きな方に。乗るとついつい、どこまでも走っていきたくなるのがBMW。それはたとえ1シリーズでも変わらないのです。
エンジンはどれも気持ちよいものばかりです。「シルキーシックス」という、昔からのBMWの直6エンジンへの形容句があります。それをご存じの方で、もしそれが理由で直4を毛嫌いしているなら、この1シリーズに乗ってみて、ぜひ見識を改めていただきたいですね。何の変哲もない116iでも、十分回す楽しさがありますから。
ちなみに私がなぜ116iにしたのかと言えば、コンパクトカーのエンジンは回してナンボ、と思っているから。以前乗っていたプジョー106もそうですが、「テンロク」くらいが、床まで踏み込めて（つまり回せて）気持ちいいんです。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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