世界に誇れるニッポンの技術者魂に乗ろう!
観音開きのドアは、開くと約900mmの開口部を確保。前後に車を貫くようなセンタートンネルを挟んで、左右に一人ずつ、いずれもバケットタイプのシートが用意されています |
コンセプトは「New 4 Doors Sports for 4 Adults」。「4ドアの4人乗りのスポーツカー」という、新しいスポーツカー像をこのRX-8で提案したのです。
残念ながら日本では今ひとつパッとしないマツダブランドですが、世界市場では次第に成功を収め、2007年には過去最高の利益をあげるまでに回復。ついに2008年11月にはフォード傘下を離れるほどになりました(世界金融危機によるフォードの事情もありますが)。その礎ともいうべき車の一台に、間違いなくマツダスピリットを示したこの車があります。
マイナーチェンジ情報だけでなく、特別仕様車にも注意を払いたいマツダ車。例えば2004年11月に登場した「スポーツ・プレステージ・リミテッド」には、発泡ウレタン材を注入した「リジッド・フォームド・サスクロスメンバー」をフロントに採用するなど、乗り心地と操安性を控除させています |
マツダをあまりご存じない方は意外に思われるかもしれませんが、実はマイナーチェンジ毎に見えない部分まで細かく改良を加えてくるのもマツダらしさです。例えば発売から5年経ったRX-8の2008年3月のマイナーチェンジでは、ロータリーエンジンの基本性能の改善のため、新型のウォーターポンプやオイルポンプを採用したり、6MTのギア比を見直して実用域での加速感を向上させたり、ボディの局部剛性の向上や空力特性の向上などを図っています。こういったところって、例え乗り比べても素人ではなかなかわかりません。それでもお金をかけてやるのが、マツダ流。
そんなマツダのブランドアイコンが、RX-8なのです。心血注いでいる、という言葉がまさにピッタリな一台で、「売れるからこんなの、出してみました」的では決してない、自動車会社の魂の象徴みたいなものです。それが100万円以下で十分選べるのですから、今の日本は本当に「生まれてきてよかった!」と思える国です。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
【関連リンク】
カーセンサーnet