AMGのC36やC43も100万円以下から狙える
エントリーグレードのC200は、当初ウッドパネルがありませんでしたが、途中から備わりました。他のグレードはもちろんウッドパネルを備え、C280スポーツラインはウッドの代わりにカーボン模様となります |
「シャーシはエンジンよりも速く」というM・ベンツ伝統の思想に則り、剛性感の塊のようなボディを持ち、フロントはダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクというEやSクラスと同じ足回りが奢られています。M・ベンツに一度でも乗ったことがある人なら、乗れば「あーM・ベンツだなぁ」と感じる乗り心地や静粛性を誇ります。
こうした普通のM・ベンツを、20万円以下で味わうのも中古車ならではの楽しみですが、中には「もう少しお金を出してもいいから、ちょっと変わったやつ、ない?」という方もいらっしゃるでしょう。そんな方にオススメしたいのがAMGのC36です。280ps/39.2kg-mの直6の3.6LをCクラスにぶち込んで、後席は潔く2名のセパレート席に改め(つまり乗員定数は4名)、品の良いエアロで身を包んだC36は新車時950万円もしましたが、今や100万円以下から見つけることができます。
C36は大排気量エンジンに合わせてサスペンションも強化されています。また白黒ツートーンのステアリング、ブラックウッドパネル、黒の本革シートなどインテリアもシック |
100万円以下から選べるというお手頃感が、C36をオススメする最大の理由ですが、今や希少価値の直6エンジンというところもポイント。先述したビンテージ感が漂うというのはV6やV8ではなく、直6ではないでしょうか。控え目なエアロにザッツ“セダン”的なスタイル、上質な本革シートにブラックウッドを備えるなど、アクセルを踏み込まない限りC36が熱い魂を隠し持つ猛獣だなんて、誰にもわからない。そういうところが個人的には大好きです。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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