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スポーツセダンの日産フーガが半値以下!(2ページ目)

先日のフルモデルチェンジで買い換えが進み、日産フーガの旧型が値落ちしています。中でも4.5Lを搭載した450GTが中身の豪華さと裏腹に、とってもおいしい状態なのです。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

装備の充実ぶりや値落ちを考えれば450GTが買い!

日産フーガ インテリア
本革シート、助手席オットマン機構、冬の温風だけでなく夏は冷風も出してくれる前席エアコンディショニングシートは450GTに標準、他はオプションで用意されています
デビュー当時はV6の2.5Lと3.5Lを搭載したモデルのみで、ミッションは5AT。スポーツモデルのGTと、ラグジュアリー志向のXVがありました。新車時価格は250XVの341万2500円から350XV VIPの493万5000円。また250GTと350GTでは約53万円の差がありました。

ところがその差は中古車価格ではほとんどありません。燃費や自動車税で有利な2.5Lモデルのほうが人気のため、3.5Lや4.5Lがお買い得になっているのです。しかし排気量の大きいほうが当然装備が充実しています。例えば350GTに標準装備で250GTにないものを上げてみるとキセノンヘッドライト(250GTはオプション)、アダプティブAFS、電動チルト・テレスコステアリング、後席エアコン吹き出し口(オプション)、助手席パワーシート(オプション)…等などです。

日産フーガ 450GT
量産車初となる19インチは450GTと350GTそれぞれのスポーツパッケージのみが履きこなします。当然専用のサスペンションチューンが施され、またリアアクティブステアもこの2車のみが備えました
さらに450GTとなるとサイドエアバッグやカーテンエアバッグ、助手席パワーオットマン機構、本木目パネル、本革シート、前席エアコンディショニングシートが奢られ、エクステリアでは専用リアバンパー、両端に2本ずつの計4本となるエキゾーストフィニッシャーを備え、この車に後塵を拝した車が「450GTじゃ、しょうがないか…」と思わせる、迫力あるリアスタイルとなっています。

そんな450GTが、さきほど言ったように178万9000円から見つかります。250XVの最安値が128万円/2006年式/10.8万km/修復歴なしですから、新車時の200万円以上あった差が50万円にまで縮まっているのです。確かに燃費や税金を考えれば2.5Lなのでしょうが、せっかく「日産の最先端技術を…」というフーガに乗るなら、中古車でオトクになっている最上級グレードに乗るほうが賢いと思いませんか?

また、200万円も出せば人気のミニバンも買えますから「そんな最高級セダンなんて、今の生活に不釣り合いだし…」なんて思う人もいるでしょうが、ただでさえ節約節約で息が詰まるこの時代。何でもかんでも縮こまっていて、楽しいでしょうか。車に乗る楽しさまで、忘れちゃったんじゃないんですか。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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