子どもだけでなく、お父さんやお母さんにも優しい
シートアレンジは多彩。特に前期型には助手席のシートバックを倒して、チャイルドシートを付けた2列目の助手席側を前にスライドできる、ベビーフレンドリーモードがありました |
「プラットフォームだけでそんな…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、戦前から石畳で、戦後はアウトバーンでも鍛えられてきたルノー。またフランスと言えばバカンスですが、メーカーとしては当然その長距離移動にも耐えうる車を作らなければなりません。こういったフランス人の要求に対する、長年の知恵と工夫と経験によって作り上げられたプラットフォームは、日本メーカーがそう簡単に作れるものではありません。もちろん、これをもとに日本向けには調整されていますが、フランス育ちの素性の良さは、乗ればすぐにわかるはず。
そのせいか、優しい顔つきはちょっと日本車離れしたものです。ウィッシュのような鋭さが好きなお父さんにはウケないかもしれませんが、2005年のグッドデザイン賞を受賞しています。それでも…という方には、日産お得意の「ライダー」シリーズはいかがでしょう。
オーテックによる、ラフェスタライダー。専用グリル&バンパーやアルミホイールなど外観だけでなく、スポーティパッケージなら専用チューニングサスペンションやマフラーも装備できました |
スクエアなボディは、居住性の良さにも貢献しています。このクラスのミニバンとなると、3列目は子どもたちの優先席になりがちですが、ラフェスタなら大人が座ってもヘッドクリアランスに十分余裕があります。空間だけでなく、前席から3列目まで天井を沿って冷温風が届くように工夫されています。
こういった細かい部分にもソツがなく、さらにはライバルにはないパノラミックルーフや両側スライドドアという利点を備え、しかも燃費も良い。それが100万円以下で見つかるとなれば、秋のお出かけシーズン前に、ぜひ手に入れておきたいところ。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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