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家族みんなが喜ぶ100万円以下のラフェスタ

2Lのコンパクトミニバンにはトヨタウィッシュやホンダストリームなど人気車がありますが、それらに隠れて実は実力者なのが日産ラフェスタ。100万円で十分狙えます。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

次々と風景が変わる頭上に、ぐずる子どもはいない!?

日産ラフェスタ フロント
パノラミックルーフだけでなく、サイドウインドウが3列目までしっかり大きく、開放感のある車内が魅力。ちなみにパノラミックルーフは内側に電動シェードを備えているので、夏場の暑さ対策もバッチリです
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は100万円で選び放題になってきた日産ラフェスタ(現行)を取り上げます。デビューは2004年12月。ライバルにはトヨタのウィッシュやホンダストリームがいる、2L以下の人気のミニバンカテゴリーに属します。しかし、ライバルたちに大きく秀でているのが、両側スライドドアという利便性と、1,500mm×800mmという大きなパノラミックルーフという武器です。

デビューしてから今年で5年目。2LにCVTの組み合わせで、10・15モード燃費ではウィッシュ(旧型)の14.4より良い15.0km/Lという実力の持ち主です。さらには先述したような利便性と武器まであるのですが、顔がライバルたちより優しすぎたのか、販売は今ひとつ伸び悩みました。それを象徴するかのように、日産はラフェスタやプレサージュなどのミニバンから撤退し、SUVに「SHIFT」することを決めています。

しかし、家族みんなが楽しめるのがミニバンであるならば、ライバルたちより優位に立って良いはずの車です。燃費はいいし、利便性も高いし、さらにはパノラミックルーフまであります。「え?パノラミックルーフがなんで良いの?」という方がいらっしゃると思いますが、実はこれ、子どもたちには欠かせないと言って良いほどの装備なのです。

日産ラフェスタ インパネ
マルを基調としたインテリア。助手席側のアッパーグローブボックスにはティッシュボックスがすっぽり入る大きさで、子どものいる家庭には便利。またプレイフルというグレードなら、ここが保温冷機能付きで、350ml缶が4本収まります
なぜか? それは単純に、ドライブ中の「空」が見えるからです。特にこれからの季節、紅葉の下を走れば、彼らは手元のゲーム機から目を上げてくれるでしょう。教育上、どちらが大切だと思いますか?

さて、新車時178万5,000円~231万円したラフェスタも、100万円以下&修復歴なしで探して96台見つかります(原稿執筆時点)。これはウィッシュの317台に及びませんが、そもそも新車販売台数が違いますから、仕方ありません。

最安値は33万円。これはパノラミックルーフがないモデルですが、パノラミックルーフ仕様でも45.9万円から見つかります。さらに走行距離3万km以内で絞ってみると、6台パノラミックルーフ仕様が見つかりました。

参考までにスライドドアでもパノラミックルーフでもないウィッシュを、3万km以内で絞ると18台。ただし、先のラフェスタの6台が2004年~2006年式なのに対して、ウィッシュは2003年~2005年式。やはり相場的にはラフェスタが安いと言えるのではないでしょうか?

このようにおいしくなっているラフェスタ。その魅力について次ページでさらに見ていきましょう。
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