不況やエコカーブームの裏で、安くなっている!
2007年のマイナーチェンジで、エクステリアはより親しみやすさと、ワイド感を強調。525iもアクティブヘッドライトが採用されています |
もちろん、これ一台だけではありません。BMWの正規ディーラーが上記と同じグレード車の2008年式・修復歴なし・走行0.6万kmを、468万円で販売しています。これでも、ざっと200万円安です。新車時価格よりざっと150万円安となる500万円以内、2008年式・走行距離1万km以内で探すと、21台も見つかるのです。
不況&エコブームのあおりを一番受けたのが、高級車。中でもセダンは、これを見る限り深刻な販売不振がうかがえます。しかし逆にいえば、今こそ憧れの車を安く手に入れるチャンス。100年に一度の不況は、一生に一度のお買い得セール期間なのです。
マイナーチェンジでリアエンドに水平のラインが多用され、力強さをアピール。ヘッドライト同様、テールライトにはクリアレンズが採用され、LEDのターンライトが備わりました |
そもそも新車が売れないため、中古車になる車が入ってきません。また、中古車自体も売れていません。そのため市場に動きがなく、停滞したままなのです。
そんな市場に新たに投入されることになる高年式車は、販売店としては売らなければ商売にならない、と考えるでしょう。より安く仕入れて、より安く売らないと…と、このような「おいしい」中古車が出てくるのだと思われます。
1年落ちで走行1万km以内で新車より150万円も安いなんて、景気の回復を待って転売する方法もあるでしょうが、とはいえ500万円。どうせなら、じっくりと付き合う一台を選びたいもの。今回のケースでは、年式や走行距離はこの条件に合っています。あとは中身が問題。
というわけで、BMW5シリーズの魅力を次ページでさらに見ていきましょう。