中古車/おすすめの中古車

軽自動車の中でおいしいのは三菱i(アイ)(2ページ目)

その人気ゆえ、なかなか値落ちしない軽自動車において、例外的に値落ちしているのが三菱i(アイ)。しかし本当は、ポルシェのようなレイアウトを持つ、魅力たっぷりの車なのです。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

中古車で買うと抜群に高いコストパフォーマンス

三菱i(アイ) インパネ
インパネにはアイ専用のAM/FMつきCDプレーヤーやキーレスエントリーはGとMに標準装備、フルオートエアコンは全車に標準装備など装備も充実しています
リアミッドシップレイアウトという凝った作りがもたらす恩恵は、走行安定性、広い居住空間、軽快なハンドリングのほかにも、衝突安全性、快適な乗り心地…などたくさんあります。他社がなぜ真似しないのかといえば、凝った作りゆえ、コストが高くなるからです。新車ではそれが販売価格に反映されがちですから、避けられるのは当然ですが、それが中古車になったとき、もともとコストが高いアイを安く手に入れられるというメリットがあります。

ターボエンジンはこれまたお金をかけて新開発されたもの。アルミ製3気筒エンジンは、当時軽自動車用エンジンとしては唯一の吸気側連続可変バルブを備えたものです。これにより、高性能と低燃費・低排出ガスを両立させています。

また、シリンダブロックのアルミ化、インテークマニホールドの樹脂化などにより、軽量・コンパクト化が図られています。さらにエンジンの剛性向上、サイレントチェーンの採用などにより振動・騒音の低減化も行われています。お金がかかっているんです、アイって。それがわずか3年落ちの、走行距離2万km未満という中古車が60万円で買えるのです。

三菱i(アイ) シート
エンジンが前にないからフロントタイヤを目一杯前に。このおかげで室内長は軽自動車を超え、トヨタヴィッツやマーチクラス。コンパクトカーを買いたい人にもオススメです
この7月には、アイをベースとした電気自動車i MiEVが販売されます。新型車のベースになるということは、それだけ元がいいということでもあります。

そういえば、この原稿を書いている時点で、トヨタのプリウスは受注が11万台を突破しました。205万円という驚異的な価格が注目を浴びていますが、一方で60万円で買えるアイがあるのです。205万円との差額145万円を購入後のガソリン代で埋めようとしたら、プリウスで40万km以上走り続けなければなりません。未来の乗り物イメージは、このアイにだってたっぷりあるのに、です。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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カーセンサーnet
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