ディーゼル嫌い!?な日本でも認められたディーゼル

M・ベンツ Eクラスセダン E320 CDI アバンギャルドS フロント
5Lガソリンエンジンなみの加速性能と、2Lガソリンエンジンなみの燃費を誇ると謳う3L V6エンジンを搭載したCDI。ちょうどマイナーチェンジ期に導入されたせいか、セダン・ステーションワゴンとも、日本で人気のあるアバンギャルド仕様のみとなります
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はM・ベンツ Eクラスセダンの、中でもE320 CDI アバンギャルドS(旧型。以下略してCDI)に絞ってご紹介したいと思います。Eクラスセダン自体は昨年5月に新型へとチェンジしましたが、待望のディーゼルモデルであるE350 BlueTECは今年2月に販売が開始されたばかり。そのため、まさに今、旧型のディーゼルモデルであるCDIの中古車台数が増えてきて、狙い目というわけです。

CDIが日本に登場したのは2006年8月。つまり実質3年半しか日本で販売されていません。よってセダン・ステーションワゴン合わせて約4000台しか日本にないのです。そんな希少価値のあるCDI、中古車市場を見てみるとセダンが18件、ステーションワゴンが15件見つかりました。

しかし「フルモデルチェンジで台数が増えた」から今回取り上げたのではありません。新車時価格が840万円もしたセダンが、中古車なら300万円を、877万8000円したステーションワゴンは400万円を切る価格で見つかるようになっているということが注目なのです。1年前に見たときは500万円を切る中古車なんてほとんど無かったのですが……。

M・ベンツ Eクラスセダン E320 CDI アバンギャルドS   リア
マイナーチェンジを期に「PRO-SAFE」コンセプトが導入されたEクラス。ESP、アダプティブブレーキ、コーナリングライト機能、タイヤ空気圧警告システムが備わるなど、安全性が高まっています
この値落ちは、フルモデルチェンジが影響していることは言うまでもありません。ではCDIは新型のBlueTECと比べてそれほど劣るのか? 詳細は次ページで説明しますが、ここでは「新型の半分の値段で買えるなら、とってもお買い得」とだけ言っておきましょう。

燃費と軽油の安さ、さらにトルクの厚みから、ディーゼルエンジンは昔から世界中で人気でした。ところが環境問題意識が高まると、日本では「排ガスが汚い」と急速にディーゼルに対する風あたりが強まりました。しかし逆に欧州では「ガソリン車よりCO2削減になる」と人気が高まったのです。そんな「ディーゼルは悪者?」論がうずまく中、CDIは日本の厳しい基準をクリアしたディーゼル車として、日本デビューを飾ったのです。

つまり「ディーゼル=悪者」としていた日本でさえ「これなら」とクリーンディーゼルのお墨付きを与えた車です。しかもM・ベンツのEクラスで、新車時価格が800万円以上もした車です。その魅力は半額になった中古車でも色あせません。次ページでさらに見ていきましょう。