スズキが本気で世界を狙いにいった渾身の一台
どことなくヨーロッパ車に通じるデザインテイストのあるスイフト。見た目だけでなく、しなやかだけど腰のある乗り心地もヨーロッパ車っぽいと評判になりました |
2004年11月に登場したスイフト。スズキが本気で世界を狙いにいった渾身の一台です。何しろヨーロッパでデザインや走行性能が入念に練り上げられたというほどの力作です。生産も日本以外に、ハンガリー、インド、中国でも行われています。
見た目は、欧州のライバルにもひけを取らない、シンプルかつ力強いスタイルを持っています。一方でインテリアは日本メーカーらしい、質感の高い仕上がりになっています。日本ではトヨタヴィッツやホンダフィットなどが強力なライバルですが、販売面ではかなり健闘しています(ちなみにヴィッツやフィットも海外で販売されています)。
当初は1.3Lと1.5Lモデルでデビュー。2005年9月には1.6Lのスポーツが加わります。さらに2007年5月には1.2L+CVTモデルが追加されました |
例えば、同じ2006年式の1.3Lモデルで比べてみましょう。トヨタヴィッツ●1.3F 49万9000円 走行距離5.5万km スズキスイフト●1.3XG 47万8000円 走行距離1.8万km。ちなみにヴィッツは純正DVDナビが付いている物件ですが、車検は切れています。一方スイフトはナビなしですが、車検が2009年10月まで残っています。走行距離でみれば、スイフトのほうがお買い得ではないでしょうか。
しかし、実はスイフトでオススメしたいのは1.3Lモデルではありません。次ページで私がオススメするグレード、1.2LのXGについて見ていきましょう。