人気のあるクルマだけが、いいクルマではない!
光陰矢の如し、月日は百代の過客にして……。昔の人はいいことを言いましたね。すいません久しぶりの更新になってしまいました。お詫びに今回はネット社会に警鐘を鳴らす企画です(←詫びてない)。
最近、新車の人気が長続きしないとよく聞きます。一方で「定番」と呼ばれるクルマはだいぶ絞られましたが、モデル末期までランキングの上位に顔を出し続けています。06年の新車販売台数の上位にはフィットやウイッシュ、クラウン、アルファード、ヴォクシー、レガシィといったモデルチェンジからだいぶ経った常連たちが顔を出しています。またカーセンサーnetの人気車ランキングも同じような傾向があります。こちらは新旧合わせたランキングですが、BMW3シリーズやレガシィ、エスティマ、セルシオなどは不滅の常連さんです。
で、これがネット社会の弊害なのではないかと。ネットは目的を持って探す際にはとても便利です。でも迷いながら探すのは結構めんどくさいですよね。例えばクルマに詳しい人ならBMW3シリーズのライバルはメルセデスのCクラスだ、いやいやそれは違うよ!アルファ156でしょ、何を言う!アウディA4だろ、とかすぐに似たクルマが出てきます。しかしクルマ好き減少時代の昨今、そんなにこだわりの無い人も増えていることとネットの特性が相まって、人気車一極集中が進んでいるのではないのでしょうか。
まあアマゾンのように「このクルマを探している人はこんなクルマも見ています」みたいなレコメンド機能がクルマサイトに搭載される日も近いでしょうが。しかし今回の企画はレコメンド機能のような統計学的データではありません。カーセンサー編集部が誇るWeb0.5な人たちが選んだ、人気車の陰に隠れたおすすめの「裏」グルマをご紹介しましょう。Uカーは人気車を外せば、かなりお得です。レコメンドでは絶対出てこないような意外なチョイスもありますよ!