豊かな生活の象徴を、中古車で安く手に入れる賢さ

ボルボV70 フロント
導入時のグレードは140psのベースモデルと、170psの2.4、さらにターボモデルの2.4TとそのAWDがありました。また、ラゲージには緊急用の3列目シート(後ろ向きに座るタイプ)を備えたものも全グレードにオプションで用意されていました
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。前回のプジョー406クーペ同様、今回も120万~150万円でおいしい中古車をかっさらうほうがいいモデルをご紹介します。それは旧型のボルボV70。既に100万以下の中古車がたっぷりありますが、狙いはそのちょっと上。そこがおいしいのです。

旧型のボルボV70が登場したのは2000年4月。850から進化したFFボルボのステーションワゴンです。850と大きく異なるのは、やはりそのスタイリングでしょう。それまでの角張ったイメージ(日本人はこれが好きでした)から、Aピラーを寝かせたスタイリッシュなフォルムに生まれ変わりました。とはいえ、ラゲージの使いやすさや、安全性に対する真摯な姿勢は当然のことながら引き継がれています。

また、インテリアの質感も大きく向上しました。850の頃もそうでしたが、ボルボ=セレブなイメージは、この頃完成したと思われます。

エンジンは2.4Lの直列5気筒。これにターボを備えたモデルも用意されましたが、発進時など低速でのサポート的なターボなので、スポーツカー的なターボ車をイメージしてはいけません。

ミッションは5AT。2002年からはマニュアル感覚でギアチェンジできるようになりました。

ボルボV70 リア
縦長のリヤランプは、一目で「ボルボ!」と分かるアイコンのようなものでした。またこれだけスパンとタテに切れたテールゲートもやはりボルボらしさ。荷物を無駄なく詰め込めます
当時からステーションワゴン受難の時代でしたが、このV70とスバルレガシィツーリングワゴンだけは売れ続けていました。V70の場合、やはりセレブなイメージが良かったのではないでしょうか。どう見てもキャンプなんて行かなそうな若奥様が、平日ちょっと買い物に出かける的な使い方というか。見る人に、豊かな生活を想像させる車でした。

全長4710mm×全幅1815mm×全高1470mmというサイズ。日本ではこれで十分大きな部類なのに、2007年10月にフルモデルチェンジした際には、さらに大きくなって全長4825mm×全幅1890mm×全高1545mmに。エンジンは直列6気筒となり、2.5Lターボと3.2L、それに3Lターボというラインナップ。そう、1クラス上のモデルと呼べる車になってしまいました。

そうなると、俄然旧型がおいしく見えてくるのです。しかも一番安いものは、なんと39.9万円!修復歴もありません。ただし走行距離は10.7万km。

確かにこれでも十分おいしいのですが、狙うなら120万円~150万円。その理由を次ページで見ていきましょう。