オススメとして紹介する根拠は、
●「性能・品質」といったクルマの価値に対して中古車相場が過剰に低い
●いわゆる人気車ではなく、どちらかというとマイナー車
●相場が150万円程度まで、できれば総額100万円で手が届く
といった感じでして、私の個人的な中古車選びの趣味が多分に影響しておりますのであしからず。
新車マーケットでは、トヨタヴィッツの1人勝ちだったところにホンダフィット、新型日産マーチが殴りこみ、乱戦状態となっていますが、中古車での人気は新車の2~3年遅れくらいで盛り上がるという定説どおり、まだまだ買い得車が埋もれています。日常のお供に、奥様の専用車に、セカンドカーにと、使い勝手もアナタ次第ですよ。
■相場:30~100万円■流通量:まあまあ |
一世を風靡したシティの後継モデルとも、フィットの前身ともいえるモデル。1.3L SOHCエンジンのみのラインナップで(出力は66psと91psの2タイプ)、3ドアと5ドアのボディ、FF/4WDの駆動方式、MT/AT/CVTのミッションが用意された。デビュー当時、コンサバなハッチバックスタイルのコンパクトカー人気が全般的に盛り下がっていたことが影響してか、販売台数は伸び悩んだ。が、30万円台でも比較的高年式&少走行の物件が多数存在し、軽自動車を買うよりお得感は高い。ボディタイプ、ミッションは好みで選べばいいと思うが、個人的なオススメはCVTとのみ組み合わされるスポーティグレードのTS(CVT+91馬力仕様のみ)。しっかりした足回りとトルクフルな走りに感動して、一時期真剣に購入を検討したほどだ(実は今でも欲しい・・・)。 |
■相場:20~100万円■流通量:それなりにある |
デビュー時のTVCFでバスケットボール選手のピッペンを起用し、「小さく見えて、大きく乗れる」をアピールしていたのを覚えている人も多いのでは。実際に乗ってみても3800mmと短い全長にも関わらず、室内の余裕はもちろんトランクルームも意外なほど奥行きがあり、当時のマツダで久々のヒット車となったのも納得できる出来栄え。全高が1535mmなので立体駐車場に入るというのもメリットだ。ボディタイプは5ドアハッチバックのみで、エンジンは1.3Lと1.5Lの2種類。オススメは最後のマイナーチェンジを受けた直後の12年式で、まだ車検が残っていて走行距離も少ない2年落ちでも総額80万円程度で十分狙える。もちろん「走れば何でもいい」という条件であれば車両価格30万円台、総額50万円程度でゴロゴロ物件が存在している。ちなみに車名は、スペイン語で「私の」を意味する言葉に由来しているそうだ。 |