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ロータリーファンが待ちに待ったRX-8の購入例 待望のRX-8はいくらで買える(2ページ目)

マツダがRE専用のスポーツカーとして開発したRX-8が発売されました。価格は1月に発表されていましたが、オプションや諸費用など、実際に手に入れるのに必要な金額はいくらでしょうか。

執筆者:松下 宏

次にメーカーオプションですが、RX-8にはメーカーオプションがいくつか用意されていて、タイプS(タイプE)用ではDVDナビとイモビライザーのセットが22万8000円、SRSサイドエアバッグと撥水ガラスの組み合わせが7万5000円、本革シートが14万円、サンルーフが8万8000円となっています。

仮に全部を装着したとすると、タイプSの車両価格は331万1000円になり、付属品全部を加えると344万8000円です。275万円という本体価格からはかなりかけ離れた金額で、あまり現実的な買い物ではなくなってしまいます。たいていのユーザーはほかにもエアロパーツや小物類のオプションを装着するでしょうから、そうなるとますます高くなります。実際にRX-8を手に入れるには、購入時の税金や諸費用が50万円以上かかりますから、トータルすると400万円を超える出費になる計算です。これでは普通のユーザーにはちょっと手が出ないでしょう。

ですから、実際に購入するならオプションを吟味する必要があります。ベーシックな選択としてはSRSサイドエアバッグと撥水ガラスの組み合わせは必要で、DVDカーナビとイモビライザーも今の時代には必需品ともいえるでしょう。サンルーフと本革シートは外して考えると、本体価格は305万3000円。まあこれくらいが基準になるのではないでしょうか。DVDナビを装着しなければずっと安く買えますから、これがひとつの分かれ目になると思います。

これに前述の付属品の6万7500円を加えると311万5500円で、諸費用と50万円としてもトータルではざっと360万円くらいの購入予算になります。当面はほとんど値引きが望めないでしょうから、下取り車や現金によって一定の頭金を用意しないとローンを組むのも大変です。エンジンが210ps仕様で豪華装備のタイプEを選ぶと、本革シートが標準で装備されますが、購入予算としては基本的にタイプSと同じ金額になります。ただ、タイプEには足回りが2種類用意されていて、タイプSと同じスポーツタイプの足回りを選ぶと、タイヤ&ホイールも18インチになって価格は8万円高になります。前述のタイプSと同じようなオプションを選ぶと総額は370万円くらいになります。
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