今年も例年のようにトヨタが大量の新型車を発表しているが、今年ならではの特徴として高級セダンの投入が多いことだ。すでに発表されたのはプログレをベースにしたブレビスとマーク2をベースにしたヴェロッサで、さらに夏休み明けにはウィンダムやカムリの発表が予定されている。またマイナーチェンジ車種はプログレがすでに変更を受けたほか、クラウンも夏休み明けにチェンジする予定である。

ヴェロッサのベースとなったマーク2も、昨年暮れに新しくなったばかりのクルマだし、高級車ばかりが次々に投入されても、ユーザーはどれを選んだら良いのか分からなくなるくらいだ。

メーカーの論理でいえば、複数の販売チャンネルに異なる車種を投入しているのだから、それはそれで辻褄が合うものなのだろうが、ユーザーにとって分かりにくいことこの上ない。トヨタには他にもセルシオやアリストなどの高級車もあるのだ。

そんな中で今年登場したブレビスとヴェロッサをどう選ぶかだが、いずれも姉妹車に対してはデザインがポイントになる。ブレビスは個性的な外観を持つプログレに対し、比較的オーソドックスな高級車デザインを採用したのが特徴。ブレビスがあるとプログレは不要ではと思わせるくらいのところがある。

ちなみにブレビスでは2.5Lエンジンを搭載したAi250がお勧めグレード。装備の違いもあって40万円も高くなる3L車は積極的にお勧めできるグレードではない。

オーソドックスなデザインのマーク2に対してクレスタの後継モデルに相当するヴェロッサは、際立って個性的なデザインを採用する。このアクの強いデザインに納得できるかどうかが選択のポイントになる。

ヴェロッサでは2Lエンジンを搭載したベースグレードの20がお勧め。2.5Lエンジンの搭載車である25は走りに余裕があり、バランスも取れているものの、20に対して39万円も高くなるのではやはりお勧めしにくい。

なお、プログレとマーク2はともにトヨペット店扱いため、個性的なプログレとオーソドックスなマーク2という関係になったのは理解できるところ。またブレビスはトヨタ店扱いで、ヴェロッサはビスタ店扱いのクルマだ。
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