特徴的な部分は少ないが、悪いところもないオプトラ

オプトラは韓国のGM大宇で生産され、スズキがシボレーブランド車として今年1月から販売しているクルマです。韓国車というと、ヒュンダイ自動車が日本市場への本格的な参入を図ったものの、苦戦しているのが実情で、オプトラもどれくらい売れるか分からないところがありますが、スズキでは年間1200台という極めて控えめな販売目標台数を設定しています。

インパネはシンプルなデザインだが、使い勝手は悪くない
オプトラにはセダンとステーションワゴンの2ボディが設定されていて、サイズを見ると全長がセダン4515mm、ワゴン4580mmで、プレミオ/アリオンなどとほぼ同じ。ミドルクラスのクルマと考えたらいいでしょう。ただ韓国車はワイドボディ車が一般的なので、全幅は1725mmとやや広め。日本では3ナンバー車として登録されることになります。搭載エンジンは直列4気筒2000DOHCで、これもミドルセダン/ワゴンらしい設定です。

このクルマを走らせた印象は、と言いたいところですが、実際に乗ってみても特徴的な部分が少なく、可もなく不可もなしといった感じの何とも言いようのないクルマというのが正直なところ。エンジンの動力性能は93kW/177N・mの実力で、日本車と比較したらやや劣る水準にとどまっています。そのため決して良く走るクルマではありませんが、走りが鈍くてダメというようなこともないのです。むしろタウンモードで考えたら普通に良く走るクルマと言ってもいいでしょう。足回りのフィールなども市街地走行では何の不満も感じません。別に悪くないよねという感じのクルマでした。

オプトラのエンジンはオーストラリアのホールデン製の2リッター
価格はセダンが173万2500円、ワゴンが183万7500円ですから、これだけを見ても2000cc車としてはちょっと安めの印象です。試乗したワゴンにはメーカーオプションのサンルーフや本革シートなどが装備されてましたが、こうした充実装備車に乗ってほうが割安感が際立つと思います。現在ではスズキのラインナップからカルタスクレセントワゴンが廃止されていますので、オプトラのワゴンがその空白を埋めるモデルになるのは確かです。セダンはますます特徴がなくなるので厳しいかと思いますが、ワゴンは手頃な価格の実用的なワゴンが欲しいというユーザーにそこそこ売れそうです。

関連サイト
シボレー オプトラ オフィシャルサイト
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