自動車保険/自動車保険の補償内容と補償額の決め方

自動車保険の内容と補償額(自損事故保険)(2ページ目)

ドライバーが自分の過失によって起こした単独事故。単独事故なので誰からも賠償してもらえません。しかし任意保険の自損事故保険に加入していればドライバーを含む、車両の搭乗者全員が補償を受けることができます。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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自損事故保険、ココだけは注意!

運転手の過失100%の事故で、もしも任意保険に加入していなければ、運転手のケガの治療費はどこからも出ません。

運転手の過失100%の事故で、もしも任意保険に加入していなければ、運転手のケガの治療費はどこからも出ません

自損事故保険の存在を知らないまま保険金請求をしない契約者もいるようです。保険を使うか、使わないかは別にして、まずは保険会社に連絡してみましょう。なお自損事故保険を使うと翌年の等級は3等級ダウンして、保険料は現状よりも割高になります。

また、いくら過失100%とはいっても酒酔い運転、違法薬物使用時の運転といった場合に事故を起こしても保険を使うことはできません。また無免許運転、故意による事故(自殺など)も同様です。

人身傷害補償保険に加入していれば
自損事故保険が付帯されない場合も

任意保険に加入中の全ての方は自損事故保険が自動付帯されているのが基本です。しかし、最近では「人身傷害補償保険に加入していれば自損事故保険は付帯ナシ」となる保険会社も増えています。これは自損事故保険の分も、人身傷害補償保険でカバーできるからです。また人身傷害補償保険を使っても翌年の等級は通常通り1つあがるのでその点でもメリットはあります。ただし、人身傷害補償の保険料がやや高い点が難点です。
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