クルマの賢い買い方・売り方/車購入ガイド

最後発として登場したスパシオに優位性はあるのか? スパシオとライバル(2ページ目)

フルモデルチェンジを受けて登場した2代目スパシオは、初代モデルとはかなり違うクルマに変身してきた。そこでスパシオとコンパクト3列シートミニバンのライバルとを比較して、スパシオの本質に迫る。

執筆者:松下 宏

ホンダ・ストリーム
こまかな装備の違いを考えるとそう単純ではないのだが、3列目のシートに人を乗せることを考えると、スパシオが最もダメでディオンが最も余裕がある。ストリームはその中間に位置する感じだ。

価格と装備、居住空間の広さと走りの良さなど、ミニバンに求められるさまざまな要素をトータルして考えると、価格と居住空間、それに2Lエンジンの走りでディオンが最も優位に立つ。

次いでストリームが魅力的だが、ストリームはここでの比較車ではなく、2Lエンジンを搭載した上級グレードを選んだほうが良い。そうすればディオン以上にスポーティな走りが可能だし、デザインの良さもずっと上だ。

後から出てきたスパシオだが、5ナンバーの3列シート車として考えると、さして魅力的な存在ではない。ミニバンではなく、背の高いハッチバック車として買うのが正解だろう。

なおプレマシーは1.8Lエンジンを搭載した7人乗り仕様車が174.8万円と、ちょっと高めの価格設定。もちろん装備の違いなどがあるとはいえ、ほかの3車種に比べると割高な印象になるのは止むを得ない。値引きも含めて考える必要があるにしても、必ずしも買い得車とはいえない印象だ。
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