日産から発売された上級セダンのティアナは「洗練された大人のための高級セダン」をコンセプトに開発されたもの。中でもモダンなリビングの感覚を表現した品格のあるインテリアが特徴だという。

インテリア回りの品質感では、日産はかつてレパードJフェリーというクルマを作ったが、これは外観デザインがあまりにも日本人受けするものではなかったことから、結果的に失敗している。今回のティアナは改めて高級セダンにチャレンジしたクルマである。そのティアナで買い得グレードは何かをチェックしてみよう。

まずティアナには3種類のエンジンが搭載されている。FF車がV型6気筒の3500ccと2300ccの2機種。それに4WD車には直列4気筒の2500ccエンジンの設定もある。まず最初に決めるのは駆動方式だろう。積雪地のユーザーがティアナを買おうとしたら、無条件で4WDになるが、積雪のない温暖な地区のユーザーなら4WDは不要だ。4WDにはどらいオンロードでも操縦安定性を高める効果があるから、4WDのあるクルマは基本的に4WDを選ぶべきとの説もあるが、重さとフリクションロスによって燃費が悪くなる4WDを積極的に勧める気にはなれない。

2300ccエンジンの搭載車を選ぶか、3500ccエンジンの搭載車を選ぶかは、当然ながら2300ccのほうになるだろう。まだティアナに乗っていないので即断できない部分がわずかに残るが、両方ともV型6気筒エンジンであることも2300ccをお勧めする理由。4気筒エンジンの搭載車だと走りのフィールの違いが大きくなるが、6気筒同士なら静粛性やスムーズさなどの違いがほとんどなくなる。その上で、今どのご時世を考えたら3500ccもの大排気量エンジンが必要とは思えない。2300ccで十分といえるだろう。

ティアナでは各エンジンごとに廉価グレードのJKと充実装備のJMという2グレードずつが設定されている。2300ccエンジンの搭載車に限って、230JK Mコレクションという中間グレードも設定されている。基本のJKとJMの価格差は搭載エンジンによって異なり、2300cc車では27万円、3500cc車では35万円、2500ccの4WD車では32万円の価格差になる。装備や仕様の違いが微妙に反映されるために価格差が変わるのだが、いずれにしても各エンジンともグレード間の価格差は大きい。2300ccのMコレクションはベースの230JKが225万円なのに対して15万円高の240万円の設定。230JMはさらに12万円高い252万円の設定となる。