ニュージーランドの見どころ、観光ガイド
いまだ手つかずの大自然が、国中に多く残るニュージーランド。そんなニュージーランド旅行では、世界遺産の観光はもちろん、大自然の中でのアクティビティー体験も醍醐味の一つ。ラグビー観戦や国鳥キーウィを見に行くというのも、ニュージーランドらしい楽しみ方。この記事では、これぞニュージーランド観光!と呼べる見どころについて紹介していきます。ニュージーランドの世界遺産
ニュージーランドの歴史は浅く、約150年前にイギリス人がこの地に移住してくるまで「開拓」がなされてこなかったため、手つかずの自然が数多く存在しています。ニュージーランドでは、現在3つの世界遺産が登録されているのですが、そのうち2つが自然遺産、1つが文化と自然の融合した複合遺産というのも納得。世界遺産はそのアクセスの困難さから、クック山とミルフォードサウンド以外はパッケージツアーにはほとんど含まれていませんが、オプショナルツアーなどを利用すれば行くことができます。余裕があれば、レンタカーを借りて行くのもいいでしょう。南島南西部 テ・ワヒポウナム【自然遺産・登録年:1990年】
南島南部にあるミルフォードサウンド。風の無い日には波ひとつなく、水面には鏡のように山々が映し出される ©ニュージーランド政府観光局
とにかく、見どころ満載のニュージーランドを代表する観光スポットであるテ・ワヒポウナム。中でも有名なのはアオラキ/マウント・クック国立公園内のクック山と、フィヨルドランド国立公園内のミルフォードサウンドでしょう。難点は、それぞれの国立公園がとても離れていること。全て見るにはかなりの時間が必要です!
テ・ワヒポウナム1 アオラキ/マウント・クック国立公園
マウント・クックは、先住民族マオリ語でアオラキ「雲を突き抜ける山」とも呼ばれています ©ニュージーランド政府観光局
クック山までは、南島中央部のクライストチャーチから車で約5時間半、南島南部のクイーンズタウンから約4時間で行けるので、それぞれの都市からツアーとして大人気。また、近隣の人気観光スポットテカポ湖からは約1時間半で行くこともできますよ。
ふもとの村には、ホテル、ロッジ、ユースホステルなどの宿泊施設のほか案内所もあります。クック山周辺には初心者でも手軽に楽しめる散歩コースから、半日かかるハイキングコースまで様々なものがあるので、自分の力に合わせて楽しんでみては。
夏季となる11月から2月にはニュージーランド固有の可憐な高山植物が咲き乱れ、コースによっては500年前の氷河を見ることもできますよ。ヘリコプタ―や小型飛行機での遊覧飛行なら短時間で優雅に山々や広大な氷河を一望でき、天候がよければ氷河に降り立つことも。