輸入車/注目の輸入車試乗レポート

200万円以下の3ドア、どれがベスト?(2ページ目)

今年になってからデビューしたルノー・ルーテシアとプジョー1007は、どちらもベーシックグレードの価格が200万円を切る。そこでもう1台のアンダー200万円の3ドア、シトロエンC2と比べてみた。

執筆者:森口 将之

乗り心地は1.6とはっきり違うというわけではなかったけれど、タイヤが195/50R16から185/60R15になったぶんのマイルドさは感じることができる。ステアリングを切るとノーズがサッと横に動く、プジョーらしい身のこなしは、ほとんどそのままだった。ESPやサンルーフは選べないけれど、これなら1.4でいい、というのが個人的な結論だった。



続いて紹介するのはルーテシア1.6MTの3ドア。以前乗った5ドアMTと比べると、価格は10万円安く、車重は10kgだけだけれど軽い。それに新型のデザインは、旧型よりも3ドアがカッコよく見えると思う。快適装備は5ドアと同じ。新型になって広くなったリアシートへのアクセスはもちろん5ドアが上だけれど、1~2人で乗ることが多い人はあまり気にならないはずだ。



走った感じは5ドアとほぼ同じ。速度を上げるとルノーらしいしっとり感が味わえる乗り心地や、軽快な身のこなしと旧型譲りの安定感を両立したハンドリングを心ゆくまで楽しむには、エンジンの力をダイレクトに路面に伝えることができ、ATよりギア数が1段多い5速MTのほうがふさわしい。そんなMTを3ドア、5ドアの両方に用意したルノー・ジャポンの車種設定は、MT好きのひとりとしてうれしい。

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