ルノー/カングー

ロードインプレッション 新型ルノー・カングーに乗る(2ページ目)

3月のジュネーブ・ショーでデビューしたニュー・カングーが、日本に上陸した。新しい顔と観音開きのリアゲート、1.6リッターエンジンを持つ新型の印象は?

執筆者:森口 将之

旧型のフロントシートは、クッションは薄くてサイドの盛り上がりがほとんどない、商用車っぽい形だった。それでも座り心地は快適だったから、さすがはルノーと思ったものだが、新型はクッションが少しだけ厚くなり、サイドサポートがしっかりして、ルーテシアに近い包まれ感が得られるようになった。

    

新型のニュースのひとつに、オプションでサンルーフが選べるようになったことがある。しかもこれ、パノラミックサンルーフという名前でわかるように、ただのサンルーフではない。フロントシートの上にあるスモークガラスの固定式サンルーフと、リアシートの上の大きなキャンバストップのコンビなのだ。

    

試乗車にはついていなかったので、止まっているクルマをのぞいてみた。フロントのサンルーフはともかく、リアのキャンバストップの開放感はかなりのもの。フロントは頭上のトレイがなくなってしまうのがちょっと残念だが、リアシートに座った人は喜びそうだ。

    

加速は旧型とは段違い。今回は市街地だけの試乗だったが、急な上り坂でもアクセルを床まで踏む必要はなかった。旧型はなにかというとフルスロットルのお世話になったから、けっこうな差だ。平らな道でも、スピードの調節が右足のちょっとした動きだけですむので、かなり楽。流れに乗って走るなら、3000回転以上使うことはなかった。
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