エンジンはアルファそのもの、だ。活発なエグゾーストノートを奏でながら、力強く駆け抜ける。セレスピードをマニュアル運転時と同じような呼吸で操れば、問題はほとんどなし。
シフトアップ時には、ATのようにアクセルを踏み続けるのではなく、一瞬抜いてやる。クラッチペダルを踏む一拍おいた呼吸でアクセルを踏めば、なかなかの腕前で操ることができるのだ。ただし、シティモード(ATモード)でのギクシャクはいたしかたないが・・。
ただ、セレスピードのパドルが、フェラーリ360モデナのようなカタチなら申し分なかったのだけれど。ハンドルを回しながら次のシフトチェンジに備えてパドルレバーを確保したいときに、小さいおにぎり型のパドルでは、見つけづらい。デザインもよろしくない。
普段乗りでは、全世界的な方向でもあるのだけれど、快適志向が強い。乗り味は柔らかめ。快適重視ではある。街乗りが多い人には歓迎されるだろう。
後席の乗り心地もまずまず。ベルトラインが高いから多少閉塞感はあるけれど、満足できるレベルだ。
147については、いずれじっくりと乗って報告を加えたいと思う。今回は、試乗会会場にあった全ボディ色バリエーションを次ページで紹介して、終わりとしたい。