ラインアップはシンプルに、選択肢は豊富に
2.5L直5ターボモデル「T5」は「R-DESIGN」のみの設定とされた。価格389万円 |
ボルボというと、エステートワゴンや、角ばったクルマというイメージが強いところですが、このC30はそういったボルボのイメージとは一線を画するクルマ。
日本に上陸したのは2007年。独特のエキゾチックな内外装デザインは、日本で人気の高いゴルフやMINIとはまったくテイストの異なるものですが、けっこう日本人のスイートスポットにはまりそうな雰囲気があると感じています。当初はやや価格が高い印象が強かったのですが、今では一連のほかのボルボ車と同じく価格の引き下げが行なわれたのは朗報でしょう。
1970年代のボルボを象徴する「1800ES」をモチーフとした全面ガラスのハッチゲート。ラゲッジルームには一部を除きハードタイプのカバーが付く |
そしてこのほどフェイスリフト実施とともに、ラインアップが整理されました。2.4L車が廃止され、2L車はパワーシフトを搭載した「Aktiv(アクティブ)のみ、2.5L車は「R-DESIGN」のみと、パワートレインとグレード体系がシンプルな構成となりました。反対に、ボディカラーは13色、インテリアでは13種のT-Tecシートと9種の本革シートが用意され、外装ではオレンジフレームメタリック、ライムグラスグリーンメタリック、内装ではエスプレッソ/ブロンド、オレンジ、グリーン、クランベリーといった新色が用意され、さらにはカスタマイズパッケージも豊富に用意されるなど、多彩に選べるようになっているのも特徴です。
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