シアワセを運ぶマスタング
フォード・マスタングGTクーペ 価格460万円 6代目マスタングは、初代から40年あまりが経過した2006年9月に日本発売。エンジンは4.6L V8と4L V6が選べ、それぞれでコンバーチブルも選べる。乗車定員は4名で、後席の居住空間もそこそこ確保されているので、たまに4人で乗る機会があるという人でもOKだ |
最後に、もっとも現実的に「憧れ」をかなえられる1台を。誰でも知っていて、多くの人にとっても、「死ぬまでに…」のお題にもっともハマるのではないかと思われるモデル。アメリカを代表するスポーツカーを現代に蘇らせた、マスタングです。アメ車を中心にムーブメントの起こったリバイバルブームを代表する1台であり、その大成功例といえるモデルです。
このクルマ、普通に走っていても、かなり目立ちます。筆者も感じたのですが、「振り返られる度」は実にポルシェ以上。堂々たるボディサイズを持ち、非常に存在感のあるデザインだと思います。
ただ、ドライブフィールはあまり洗練されたものではありません。小さなことは気にせず、豪快なドライビングを楽しむのが似合うクルマです。
インテリアも、レトロというより無骨な印象ですが、そこがまたこのクルマの「味」だと思います。125色から選択可能なバックライトを備えるメーター~インパネなど、遊び心のある演出もお茶目です。
価格もそれほど高くないし、実際、好きなら少々無理をしても買う価値のある1台ではないかと。このクルマであれはきっと、シアワセを運んできてくれることでしょう。