輸入車/注目の輸入車試乗レポート

いまこそ乗るべし! スポーツカー5傑(3ページ目)

人生、一度きり! この記事を読んでくれている人なら、もう何を伝えたいかおわかりでしょう。憧れる気持ちが、人生を変えるパワーになる。その力を持っているクルマたち。数ある中から厳選した5台を紹介しよう。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

キャデラックはお買い得!?

キャデラック
キャデラックXLR-V 価格1360万円
STS-Vには吸排気系をチューニングしてスーパーチャージャーを装着したノーススター4.4L V8 DOHCエンジンが搭載される。最高出力は443ps/6400rpm、最大トルクは57.2kgm/3900rpm。トランスミッションは6速AT。パワーアップに対応して、コルベット用の大容量ブレーキを装備。また、ダンパーの減衰力を常時制御し、最適化する電子制御式マグネティック・ライド・コントロールシステムなどの先進技術も導入している。インテリアでは、重要な情報をフロントウインドウに投影するヘッドアップディスプレイに注目

このクルマのことを、よく知らない人も多いかもしれません。細かい話はのちほどしましょう。とにかくキャデラックというと、もともとメルセデスやBMWよりもずっと格上のブランドで、格式でいうとロールスロイスに匹敵するほど。それでいて現在は、価格は同レンジ車のメルセデスやBMWよりもグッと控えめです。

そんなキャデラックが2004年より日本に導入しているXLRは、キャデラックとしてひさびさの超高級ロードスターの復活となります。ボタン操作でフルオートで開閉可能なリトラクタブルハードトップを採用しており、手軽にオープンエアドライブを楽しむことができます。

実車を見ると、ステルス戦闘機のイメージをモチーフにしたという、ワイド・アンド・ローフォルムで、直線的かつシャープという、あまりに前衛的なデザインに圧倒されます。

「コンテンポラリー ラグジュアリー」をテーマとしたインテリアは、あのブルガリとのコラボレーションでデザインされています。ユーカリウッドとアルミニウムを巧みに組み合わせた、ラグジュアリーかつ先進的な空間が構築されています。

2008年モデルより日本仕様は高性能版のXLR-Vのみの販売となりました。それなりに高価なのはご覧のとおりですが、得られるものの大きさは、ひょっとすると、今回の5台の中でトップかもしれません。その意味ではお買い得?

憧れのボンドカーは次ページで紹介
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