こちらも国際的ハイパフォーマンスカー
レクサスIS-Fをベースに、メルセデスのAMG、BMWのM、アウディのRSのような位置付けで開発。価格766万円 |
レクサスのスーパースポーツとして要注目されるはずのLF-Aでしたが、展示されていたのは、おそらく前回の出展車を手直ししたと思われるレベル。来場者もそれを察知してか、これだけハデハデなクルマなのに、あまり人が立ち止まっていなかった印象です。
その傍らで、ひときわ注目を集めていたのは発表されてまもないIS-F。レクサスブランドとして本気で走りを追求した最初の市販車といえるでしょう。GT-R同様、チラリチラリとその姿やスペックを雑誌やWEBで見せていたところ、いよいよナマの姿を披露しました。
まず驚いたのは、ISに比べてかなり迫力あるスタイリングだったこと。ワイド化されたボディをまとい、大きなエンジンを積んだボンネットの膨らみ、ホイールからのぞくブレーキ、4本出しのマフラーetc、タダモノではない気配を感じました。個人的には、もう少しワイドボディが好みですが……。価格は766万円。GT-Rよりも若干安い設定です。
5リッターV8エンジンの最高出力は423馬力、最大トルクは51.5kgm。このエンジンを搭載するために、標準モデルよりもボンネットが盛り上がっているわけです。トランスミッションは、レクサスお家芸のLS用8速ATがベース。ロックアップを多用した制御を導入し、MTに近いフィーリングを実現しています。もちろんブリップコントロールを装備し、パドルシフトでの操作が可能となっています。
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