輸入車/注目の輸入車試乗レポート

メタルトップオープンカーになった! オペルティグラ海外試乗記(3ページ目)

2代目へフルモデルチェンジしたオペル・ティグラ。最大の特徴は、先代が2+2のクーペだったのに対して、今回はメタルトップを備えたオープン2シーターに生まれ変わったことである。

執筆者:河口 まなぶ


今回は街中、郊外限られた場所でしか試せなかったが、街中の「楽しい」アシとしては抜群。キビキビと走れて実に気持ちがよい。さらに郊外ではより高速域となったが、安心してクルーズできるだけの実力を備えていることが分かった。少しだけあったワインディングめいた場所でも、実に小気味よく向きをかえて元気に走ってくれたのだった。

ボディサイズにも身の丈感があり、かつフレッシュな感じのする走りは、日本でも受け容れやすい乗り味だといえるだろう。ただそれだけに、日本人的な目で見るいわゆる輸入車としての味は、やや薄目かな? とも思えたのも事実ではある。クセが少ないのだ。

さて、気になる日本導入だが今のところ来春が予定されている。さらに現在分かっている情報では、1.4Lエンジンに2ペダルMTを組み合わせたモデルが導入される可能性が高いという。
しかし、今回試乗した限りでは魅力的なのは1.8LのMT。GMジャパンにはこのモデルに関しても一考の余地ありと僭越ながら進言させていただく。

日本に導入されるときの価格は、おそらく200万円台の前半になるのではないか…というのが僕の希望的な観測。ただ価格が200万円を超えるとなると、やはり1.8Lが欲しくなるのが本音である。

というのも、このクラスには実に様々なライバルが存在している。そんな中で現在の日本におけるオペルの販売状況や認知度を考えた場合、やはり他に比べてプラスαを感じさせるようなバリューを与えることが望ましいと思えるのである。
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