カーメンテナンス/便利なカー用品

使って実感! 自動防眩ミラーは必需品!!(2ページ目)

ノーマルミラーと交換可能な市販の自動防眩ミラー。では、実際にその交換作業や効果のほどはどれほどのものなのか? 今回は、実際に製品をクルマに取り付けて、より具体的な部分をレポートする。

執筆者:宮島 小次郎

見た目の質感も実際の使い勝手も、純正クオリティを実現!

装着状態
テスト車両に装着したムーンビームはシンプルな外観で、言われなければミラーを交換しているとは気づかないほど、違和感なくインテリアにマッチした
実際に自動防眩ミラーのムーンビームを取り付けてみた印象としては、まず製品のクオリティが高く、表面の仕上げなども純正ミラーに近いため(実際にほぼ同じものが純正採用されているくらいですから)、後付け感がなく、とても自然な仕上がりだと感じました。特にムーンビームはベーシックモデルということもあって、そのシンプルさも好印象です。

サイズ比較
ノーマルミラーと比べると、やや厚みはあるものの、装着すれば気にならないレベルだ
今回の装着車両はコンパクトなヴィッツということで、レギュラーモデルの10.5インチに対して、やや小ぶりな9.5インチモデルを使用しましたが、ミラー自体の面積はノーマルとほぼ同じです。自動防眩機能が備わる分、実際に単体として見比べてみると、ノーマルに対してかなり厚みがありますが、装着してしまえば気になるほどのものではありませんでした。

ミラー面
ミラー面にワイド加工などはなく、ノーマルミラー同様に自然でクリアな画像だ
昼間などに通常のミラーとして使う際にも、社外のワイドミラーなどのように、画像が歪んだり、遠近感がつかみにくいような不自然な感じは一切なく、ノーマル同様、見たままを自然に映す設計となっています。また、ミラー面の映りもとてもクリアで、きれいな画像で後方を確認できるのも、純正同等のクオリティと言えます。

次に肝心の自動防眩機能についてですが、実際に走行している最中には、常にルームミラーを見ているわけにはいきませんから、反射率の切り替わりを意識することはほとんどありません。夜間に注意して見れば、ミラー面が少し暗くなっているかな、と気づくくらいのレベルです。

防眩状態
試しにセンサー部を暗く覆ってみると、速やかに反射率が下がり、ミラーが暗くなった
ただ、実際に後続車がヘッドライトを上向きで迫ってきた時には、ミラー面ははっきりと暗くなって、ルームミラーの反射がしっかりと抑えられ、眩しさを感じることはほとんどありませんでした。これなら眩しいと感じてから手動で操作するノーマルと比べて、ドライバーの受けるストレスも相当少なくて済むはずです。また、ノーマルのプリズム式のように反射率を落としても、極端にミラーの視認性が落ちることがないのも特筆すべき点です。

このように自動防眩ミラーは、一度装着してしまえば、ことさらその存在を意識するほどのものではありませんが、一度この自動防眩機能を体感するとその安全性の高さと快適さは、誰もが理解できるはずです。そうした意味でも、自動防眩ミラーは日本においても不可欠な装備だと、今回改めて認識させられました。



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