こだわるべきは内装のコンディション!
インパネまわりは運転中も目につく部分だけに、キズなどが目立ちやすい |
内装というのは、実はクルマを購入してから、オーナーが一番目にする部分です。いくら外装がきれいでも、運転しているときは外から見るわけにはいきませんよね。特に運転席まわりのインパネやセンターコンソール、ドアトリムなどは、意識せずとも目に入ってきます。そのため、このあたりが汚れていたり、キズついていたりすると、些細な汚れでも結構気になってしまうものです。
しかも、一度こびり付いた内装の汚れを落としたり、キズを消すというのは、実はかなり大変なのです。例えば、ファブリックシートやフロアカーペットについたコーヒーなどの染みは、こぼした直後に素早く拭き取れば、比較的簡単に落とすことができますが、放っておいたものを後からきれいにするのは、本当に大変です。それこそ、ボディのキズのようにコンパウンドでちょちょいと磨いて落とせれば話は早いのですが、ファブリック材に染みついた汚れはちょっとやそっとでは落ちません。
また、クルマによってはパワーウィンドーやエアコンなどの操作パネル周辺やドアの取っ手部分など、比較的手を触れやすい部分にキズが付きやすかったり、表面の塗装などがはがれやすかったりするものもあります。こうしたところにキズが付いていたりすると、余計に古さを感じてしまうものです。
ただ、こうしたインテリアのトリムなどは、特殊な表面処理が施されていることが多く、ボディのように気軽に塗装し直すことが難しい場合がほとんどです。こうした部分を元通りきれいにするには、それこそ新品の部品と交換するしか方法はありません(逆に古いクルマなどの本物のウッドパネルなどは、リペアすることもできるのですが)。
車内の匂いは結構気になるもの。ただ、レザー内装の場合は、匂いが気になりにくいかも? |
しかも、こうした匂いというのも、なかなか落とすことができないものなのです。たまに吸っていた程度のタバコの匂いや小動物くらいの匂いであれば、徹底的に掃除と消臭を行うことで、なんとかなるかもしれませんが、ヘビースモーカーのクルマや本当にきついペット臭などは、それこそ内装材をシートからカーペットまで全て丸洗いするぐらいでなければ、落とすことはできないでしょう。
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