サスペンションがスムーズに動くようになった
ダンパーへの施工は、付属のスポイトを使って塗布するだけと簡単だ |
ただし、サスペンションの形式によっては、ホイールを外さないと作業できないものもありますから、タイヤ交換時などに合わせて行うといいでしょう。ピストンロッドに液材をかけ、白っぽく乾燥したら、施工は完了です。念のため、一度乾燥した後にもう一度、ドライルーブを塗布するとより効果的とのことです。
溶剤を塗布し、表面が白っぽく乾燥したら、作業は完了。二度塗りをすればさらに効果的だ |
乗り心地が厳しいという場合、多くは段差や路面の継ぎ目などを乗り越えたときにガツンっと突き上げる衝撃がその症状だと思います。こうした突き上げ感は、ダンパーの減衰特性が最も影響しますが、それ以外にもスプリング自体の固さやダンパー内部のガス圧、ゴムブッシュの特性など様々な要因が関係してきます。このドライルーブで改善できるオイルシールの摺動抵抗というのも、もちろんその一因となりますが、ここだけですべてを改善できるわけではないというのも事実です。
ダンパー以外にも、ウィンドレールやウェザーストリップなど、油分を使えない部分にも使えそうだ |
何しろ1セットで1500円ほどと非常にリーズナブルですから、ダンパーやスプリングなど、高価なパーツを交換する前にまずはこうした手軽なアイテムで、乗り心地などが改善するか試してみてはどうでしょうか。