カーメンテナンス/車の洗車・室内清掃

メッキパーツの白いくすみを解消!(2ページ目)

グリルやモールなどに使われているメッキパーツは、きれいな時こそ光り輝いて高級感があるが、くすんで白っぽくなってくるとその魅力も半減してしまう。そこで今回はメッキパーツのくすみを取る方法を取り上げる。

執筆者:宮島 小次郎

アメリカ製磨き剤は、使い方もひと味違う?

ネバーダル
こちらも金属磨き剤として、古くから親しまれている商品。最近はシルバーや黒のパッケージも
さて、もう一点のおススメ品が「NEVR-DULL(ネバーダル)」という商品です。こちらは磨き剤としては、一風変わったアイテムで、カンの中には溶剤の染みた綿のようなものが詰め込まれています。使うときはこの綿を適量ちぎって、その綿で直接磨きます。前出のピカールをはじめとした一般的なメッキクリーナーが、ウエスなどにとって塗り込むのに対し、ネバーダルはこれひとつでOK。ただ、磨いた後は白っぽい粉が残るので、ピカールなどと同様に柔らかいウエスで拭き上げる必要はあります。

ネバーダルの中身
ネバーダルの中身は溶剤の染みた綿のようなもの。使用後は、フタをしっかりと閉めておくこと
その他にも、この綿をちぎって磨くという方法には、入り組んだ部分を磨くときに、溶剤が細かい部分に残らない、小さくちぎれば細かい部分も作業しやすいといったメリットが挙げられます。実際にメッキ部分や金属表面をきれいにする作用としては、ピカールと大きな差はないように思われますが、私の場合は、適材適所で両者を使い分けるようにしています。

使い方
ネバーダルは適当な大きさに綿をちぎって使う。少量でも想像以上に広い面積を磨ける
実はこのネバーダルも、ピカールほどではないかもしれませんが、結構昔からある商品でアメリカ製の製品です。昔は写真のような紺色のパッケージで売られていましたが、最近ではイーグル・ワンというブランドからも全く同じものが、シルバーやブラックのパッケージで販売されているようです。

一般的に流通しているのは142g入りのカンで、実勢価格は1500~2000円といったところ。インターネットで「ネバーダル」あるいは「ネバダル」のキーワードで検索すれば様々なところで通販されているのが見つかると思います。ただ、こちらも実際に使ってみると、そうそう減るものでもなく、一度買うと普通の使い方なら10年くらいはもちそうな気がします。メッキ以外にも、アルミやステン、スチールなど幅広い金属に使用できますので、こちらも光モノ好きなら持っておいて損はないアイテムだと思います。

ただ、このネバーダルにしろ、ピカールにしろ、その他のメッキクリーナーにしても、落とせるのはメッキ表面の白っぽいくすみ程度までであることは覚えておいてください。メッキの下地からポツポツと出てきている本格的なサビを落とすのには、ちょっとこのあたりでは力不足といえます。


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