今回はちょっと趣向を変えて、工具のハナシです。私がこれまでいろいろとクルマをいじってきた中で役に立った工具、あると便利な工具という視点から、少し変わったアイテムを中心に紹介したいと思います。

クリップリムーバー

クリップリムーバー
一見すると先端が二股に分かれたマイナスドライバーのように見えるのが、クリップリムーバーだ
先端が二股に分かれていて、文字通りクリップなどを取り外す際に便利な工具です。最近のクルマは内装部品を中心に、クリップ止めで固定されている部品が非常に多くなっています。そうしたクリップは無理に外すと折れたりしやすいので、専用のツールを使って外すのが確実です。

ただ内装、特にインパネまわりなどキズが付くと目立つ部分に使う場合は、注意が必要です。工具の先端にテープを巻くなどして、パネルに傷を付けないよう対策するといいでしょう。それ以外にも、内装を傷つけにくい樹脂製のリムーバーもあります。樹脂製ですので、あまり強い力は掛けられませんが、傷つきやすい部分でも安心して使えます。

リムーバーの素材
使用する場所に合わせて、力の掛けられる金属製とキズを付けにくい樹脂製を使い分けたい
また、金属製のリムーバーは、エンジン回りの作業でも意外と重宝しています。ちょっと固着したホースやパーツなどを外すときに、力任せに引っ張るのではなく、隙間にリムーバーを差し込んでちょっとひねってやると意外と簡単に外すことができます。マイナスドライバーでも代用できそうですが、リムーバーの方が先端が細く、狭い隙間にも入れやすいことが多いのです。まぁ、もちろんこれは本来の使い方ではないのですが。

ミラー

ミラー
狭い場所へも差し込めるコンパクトなミラーは、いろいろな場面で重宝する
ミラーはまさに読んで字の如く鏡です。鏡なんかクルマの作業に必要? と思われる方もいるかもしれませんが、エンジンルームの作業にしろ、室内の作業にしろ、作業時に裏からどういう構造になっているか見れたらいいのに、と思う場面が結構あるんです。私も昔は小さな鏡を用意して裏に差し入れて使っていましたが、やはり専用のツールがあると相当に便利です。

クルマの作業用のミラーは、伸縮式のバーの先端にセットされたタイプで、ミラーの付け根がフレキシブルに向きを変えられる構造となっています。これは狭い部分にミラーを差し入れて、任意の角度に設定することができるためのもので、ミラーも非常にコンパクトなサイズです。見えない部分を手探りで、形や向きなどを想像しながら作業するのと、ミラーで裏からしっかりと確認して作業するのでは、全くと言っていいほど作業性は違ってきます。

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