夏の間に溜まった汚れを落とす方法～外装編(3ページ目)

トランクの開口部周辺も表からは分かりにくいですが、かなり汚れが溜まる部分です

さて、ここまで読んで気になった方は、ぜひ自分のクルマを確認してみてください。今までそんな細かいところまで洗ったことがないというクルマであれば、かなり汚れているのではないでしょうか？　ではこうした部分はどうやって洗えばいいのでしょう。

答えは水で絞ったウェスで拭く、という単純なものです。ボディ表面と違って、ジャブジャブと水を掛けるわけにもいきませんし、狭いところが多いので洗車用スポンジも入りません。そんなわけで、地道にウェスで汚れをふき取るというのが、実はこうした細かい部分を洗うには最も効率的な方法です。

トランクのモール部分などは、洗車時に水をしっかりと流し込んでやれば、雨水だけでは流れなかった泥汚れも流すことができるかもしれません。ただし、モールが劣化していると車内に水が浸入してしまうこともありますから、ほどほどにしておきましょう。

そんなところまで、と思われるかもしれませんが、こんなところこそ汚れが溜まりやすい部分なのです

また給油口は、しっかりと給油キャップが閉まっていることを確認した上で、ジャバジャバと水を掛け、場合によっては洗車スポンジで汚れを落とすという方法もありです。キャップ内のボックス部には水抜き用の穴も開いていますから、水を掛けても全く問題はありません。

洗い終わった箇所は、水気を残さないように拭き上げるのがポイントです。ボディ表面と違って乾きにくい部分ですし、水滴などが残っていると、その部分がシミになってしまうのはボディ表面と同じだからです。

ボディ表面の洗車と比べると手間がかかる上に、とても地味な部分ではありますが、洗車時のもうひと手間として、こうした部分にまで手を掛けると、洗車後の仕上がりが大きく違ってきますので、ぜひお試しください。