6.先端を拭き取り、一旦元に戻す
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レベルゲージの先端に付着したATフルードをウエスできれいに拭き取り、一旦元通り差し込んでやる。
7.再度引き抜きチェックする![]()
再度引き抜いたときに先端部に付着したフルードの量でチェックを行う。なお、ATフルードのレベルゲージには2種類の表示が設けられており、通常は「HOT側」で確認する。で、その面の上下のレベル間にフルードが付着すれば量はOKだ。
8.通常はHOT側でチェック![]()
レベルゲージの「COLD側」は分解整備後の冷えた状態のときに注入量を確認するためのもの。ATFは暖まると膨張するからで、循環しているときに確認するHOT側に比べてレベルは低くなっている。点検時は注意したい。
9.タイムラグチェック![]()
すでに数万km走っているクルマは、試しにタイムラグチェックも行なってみたい。やり方は、暖気運転後(水温計80℃)にNレンジからDレンジに入れたときのショックが発生するまでの時間を確認するだけ。正常ならほとんど間髪を入れず(0.2~0.3秒)にショックを感じるはずで、これが数秒かかるようなら異常。なるべく早くATフルードを交換した方がいい。