グリップ部が使い勝手を左右
ビスを回す部分のサイズが同じでも、ドライバーというのは手でグッと握りながら回す物なので、グリップの部分が大切です。力を入れやすいだけでなく、指先で回す時にスムーズに回転させられるのが良いと思います。まず、素材ではベーシックな木、形状のバリエーションが多い樹脂、滑りにくくソフトタッチのゴム引き加工した物などがあります。また、形状では丸、三角、四角をベースにしたもの、多角形にしつつ手のひらの形に合わせたものなどがあります。この辺は、好みもあるので握ったり指先で回したりして、チェックしてみるのがいいと思います。
構造にも違いがある
ドライバーの構造は、簡単にいうと金属の軸にグリップを付けただけですが、これにも区別があります。例を挙げると、貫通タイプと呼ばれるタイプがあります。これは、その名の通りグリップ内部を軸が貫通して、グリップエンドまでつながっている構造です。緩みにくいビスは、ドライバーを強く押しつけながらハンマーで叩きながら回すと、ショックで緩めやすくなるのです。ヘビーにいじることを考えると、このタイプが欲しくなってきます。
この他、軸を差し替えてプラスとマイナスを使い分ける差し替えタイプもありますが、強い締め付けには向いていないので、非常用の車載工具以外の用途ではオススメしません。
また、極端に全長を短くしたスタッビータイプもオススメです。これを使うと、標準のドライバーでは入らない狭い部分のビスも回せるようになります。2本目に買うドライバーとして候補に挙げて置いても良いと思います。
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