カーメンテナンス/車の点検ポイント

自分で簡単! ワイパーブレードの交換方法(2ページ目)

雨の日のドライブでは、ワイパーのコンディションが視界の状態を直接左右してきます。自分で簡単にできる、ワイパーブレードの交換をご紹介します。

執筆者:高山 則政

経済的なゴムだけ交換
もう一つのワイパー交換法には、ゴムだけを交換する方法があります。金属部分はそのままにゴムだけを交換するので一本あたり500円前後と安上がりで、廃棄するゴミも少なくて済みます。その代わりといっては何ですが、ブレード丸ごと交換に比べるとちょっと(かなり?)、面倒になります。

交換法はブレードを取り外して、古いゴムを引き抜き、新しいゴムを入れるというものです(当たり前ですね)。ここでの注意点は、ゴムには入れる方向があって先端が矢印のような形状に太くしてあるということです。抜くときは太くした部分のある先端側から、入れるときは逆側からになります。また、新品のゴムをセットするときは、金属部とゴムの溝がずれないようにしないとワイパーの動きが悪くなってしまいます。何カ所か支持部がありますが、そこでのスライドが軽くできるようにしておきます。

ゴムの先端にある突起部を金属部から外したり、セットする場合にはやや力がいります。古いものを抜き取る場合は、プライヤーで引き抜いてもいいですが、新品の場合は洗剤を一滴垂らしてやると、入りやすくなります。替えゴムの中には、ゴムの突起で固定するのではなく、ズレ止めのクリップで固定するタイプもあります。

交換用ブレードの購入
ワイパーブレードや替えゴムにはサイズがあります。パッケージには適合車種の他、500mmなどと長さが表示されているので、クルマに合うものを選びます。運転席側と助手席側とでは長さが違うことが多いので、早とちりして同じものを2本買わないようにします。
替えゴムの場合は、長さの他、ゴムの断面形状に注目です。幅や形に違いがあるので、長さだけ合わせてもブレードに付かない場合があるのです。
お店で選ぶ場合は、クルマから取り外して見比べながら探せば間違うこともないでしょう。

ブレード交換時の注意
私のささやかな体験の中から、交換中の失敗を挙げてみます。
失敗? ワイパーアームを立てたまま、ボンネットを開けた。
ワイパーを替えた時ウォッシャー液も気になり、ついやってしまったミスです。アームにボンネットがあたって、小キズが付いてしまいました。

失敗? ブレードを外し、ウインドウに寝かせたままワイパーを動かした。
ブレードが外れた状態のアームをウインドウに直接寝かすこと自体、気分的にはまずいわけですが、そのままウォッシャーの出具合をチェックしようとしたところ、ワイパーが連動して動いてしまいました。ガラスにキズが付くところでした。
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