ヨーロッパの個性的なコラボモデル達
ヨーロッパに目を向けてみると、よりユニークで洗練されたコラボモデルを見つけることができます。例えば有名なのが1998年に登場したMINI×ポール・スミス。1998年にポール・スミスとイギリスのローバー社とのコラボレーションで生産された限定車は、まさに英国を代表する名ブランドの超贅沢ダブルネーム。服の裏地に独特のコントラストカラーを使用するポール・スミスらしく、エンジンルーム、トランクルームやグローブボックスの中を蛍光グリーンでアクセント付けするという粋なデザインは圧巻でした。コラボ上手な欧州コンパクト
存在自体がポップなスマートは、ファッションや小物とのコラボパートナーとしてもぴったりです。写真は欧州で既に発表済みの2代目スマートフォーツー。 |
新時代のシティ・コミューターとして登場したスマートにも多くの名コラボモデルが。コラボのパートナーとなったのは、世界中のセレクトショップにも置かれているジョン・リッチモンドやポップなイメージがまさにぴったりなカステルバジャック、さらには日本で発売していれば泣いて喜ぶファンも多かったであろうアニエス・ベーとのコラボ「b.smart!」なんてモノまでありました。
また、キュートなラテン系コンパクトにも、数多くのコラボモデルが登場していました。ルノーの最廉価モデル、トゥインゴはKENZOとタイアップ。紫の外観色と蝶のディテールがエキゾチックで、独特なトゥインゴのキャラクターに絶妙にマッチしていました。95年にデビューしたKENZOバージョンの販売台数は1万7000台!その魅力がいかほどだったかを証明してますね。
高感度な男性陣御用達のD&Gと組んだシトロエン・C3&C3プルリエルなんてのもありました。スワロフスキー製の煌びやかに光る「D&G」のエンブレムが漆黒のボディに輝く様は、まさにドルガバの世界観そのもの。こんなにゴージャスでグラマラスなコンパクトカーはそうそう見つからないはずです。
でも実は今から30年も前に異業種コラボを敢行していたクルマがあったんです。次のページでご紹介しましょう。