MAZDA(マツダ)/ビアンテ

ビアンテもアイドリングストップ

マツダ・アクセラに搭載されたアイドリングストップ機構のi-stop。このアイ・ストップがミニバンのビアンテにも搭載された。実燃費向上へ威力を発揮する同システムはどんなものなのか?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

アイドリングストップでエコカー減税

フロントビュー
アクセラに続き、ビアンテにもマツダ自慢の「アイ・ストップ/i-stop」が搭載された。価格は213万1500円~278万8000円。スリーサイズは全長4715×全幅1770×全高1835mm
アクセラで採用されたアイ・ストップ「i-stop」は、ハイブリッドカーはもちろん、アルトやヴィッツ、スマートmhdなど一部のガソリン車に採用されているアイドルストップ機構だ。燃費を少しでも向上させることは時代の要請ではあるものの、エコカー減税の対象車になりたいというのは商売上、当然といえるだろう。ハイブリッドのないニッサンは、CVTのロックアップ領域の見直しなど、涙ぐましい努力をしているが、マツダも世の大半のクルマがハイブリッドではない現状から、ガソリン・エンジンの燃費向上をコツコツと目指している。その飛び道具といえるのが、アイドリングストップ機構なのだ。

燃費は13km/L台

メーター
デザインはアイ・ストップの有無で変わりはないが、「あり」のみ、エコ運転をサポートするトリップコンピュータ、エコランプなどが表示される。残念ながら、アクセラに装備される木と葉っぱの専用モニター「マルチインフォメーションディスプレイ」は用意されない
3ナンバー・ボックス系ミニバンのマツダ・ビアンテは、アテンザベースであるため日本では中途半端なサイズ、好みの分かれる顔つきが影響してか、実力の割に販売的には伸び悩んでいるのが現状だろう。しかし、アイドリングストップ機構のアイ・ストップ搭載により、ユーザーへの訴求度は高まったはず。主力の20Sにはさらに、横滑り防止機構たるDSCも標準化されているから、安全性も一段高まっているのだ。

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